「商いと暮らし博物館」は昔の大商人の家の跡だったようだ。説明によれば
この町は木蝋で栄えてきたと言うのが分かった。次はその木蝋の生産と販売
で大いに栄えた豪商の屋敷を見にいくのだ。
大通りをもう少し歩いて左に曲がると、これぞ昭和の商店街みたいな石畳の
上り坂があって、そのずっと先が3番目の観光ポイントなのだ。
せっかくやから面白そうなお店を見つけながら冷やかして歩く。
そのついでに、どうもこのままで行くとここで昼飯になりそうやから、目ぼ
しいご飯屋さんも探しながら行くことにする。
小雨が降ってるにもかかわらず、さすが有名な観光地らしく観光客が多い。
その殆どが、と言うより全部が日本人やから大正、昭和ノスタルジーは今流行り
のアジア大観光勢力の興味を引いて無いんかもしれん。有難い事だ。
で、一軒のお茶屋さんを見つけた。
「買わんでもええから試飲していき」と言う言葉に惹かれてお茶をいただく。
おいしい。中に入ると色々な民芸品なんかも売っている棚で茶筒を見つけた。
中々ええ感じだ。締まり具合もシックリしてる。ブリキの開化堂ほどの仕上
げの絶妙さと風格はないけど、1/10ほどの値段を考えたらこれで十分で
はないやろか。
「これ、何処製?」って聞くと、「日本製っていう」ならばとこれをゲット。
写真の左側が中国製、右側が今回買ったもの。右が錫系の材料、左がステンレス
で材質の違いはあるけど、やっぱり日本製の方が品がいいとわしは思う。
友達はお茶を買って、まんまと無料サービス作戦に乗せられて形はけど悪い気
はしない。
向かいの店では棕櫚の箒が目についた。
そうそうこれに興味がある。なかなか掃きやすそうだ。
しかし、つられて買ってはいけない。わしは和歌山、海南の出身だ。棕櫚は、
昔から海南の野上谷というところの大事な地場商品だ。買うんやったら海南で
買わんとあかんのだ。ここは見るだけにしよう。
この通りは中々面白い。
唯の土産物だけでなくて色々気になるモノがある。
次はこの地の自慢の木蝋のロウソクの店だ。
和ロウソクは前から好きなんで、わざわざ電車にのって買いにいったこともある。
1/fというのか、あの不思議な揺らめきが美しいと思う。
けど、家でロウソクをつけるって機会はめったにない。ほんの偶にいちびって
部屋を暗くしてロウソクをつけてみることはないではないが、何か変態みたい。
面白いとはおもうけど使いようがない。
何か生活の中で使う場面をつくれたらええんやけど。
とは思いつつ、ここでも買ってしまった。
一体何時? 何に使うんやろ。
その手の趣味はないし・・。
先へ行こう。
ずるずると登る
このまま坂道を上り詰めたあたりに今度は木蝋資料館、上芳我邸というのがある。
豪壮な邸宅だ。
中を拝見しよう。
えらい豪華だ。
ボランティアの方が説明をしてくれる。
さりげなく贅を尽くしたて建築なのだそうだ。
これが本当のお金持ちなんやね。
幾ら見ても終わらない。
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ありがとうございました。