黒門市場で豆乳を飲んだ

特に何か用があるとか何か買いたいという訳ではない。
本日運動不足につき少し歩いてみようと思っただけだ。退屈しないで長い時間歩き
回ろうと思ったら市場のようなところがいい。
入り口でさっそく面白いものを見つけた。
小鳥屋さんだ。鳥かごが一杯ぶらさげてある。
まるで中国にきたようだ。他ではこんなに小鳥を売ってるところはめったに見ない。
その横にはラーメン屋さんがあって、そのあいだを入って行くと、右手にはうどん屋
さんがある。そのつぎは豆腐やさんだ。左手には魚屋さんだ。
ずっと行って最初の角にある果物屋さんのような漬物屋さんのような大きな店の所を
右に曲がると、メインの通りだ。
さすが大阪の台所だ。人と人がぶつかりあわんばかりの大盛況だ。
自転車も通っている。すんなりとは歩けない。
しかし別に急いでいるわけではない。ゆっくりいけばいいのだ。
と思っていても哀しい性格でつい急ぎ足になって、人と人の隙間をくぐりながら
気ぜわしく歩いてしまう。歩きながら目は次の隙間を探している。
それで端までいったら戻るしかないのだ。
横を見ると、おいしそうな食べ物が沢山並んでいる。
アジアの市場はどこでも同じで活気があるので大好きだ。
ちょっと横に曲がると美味しい食べ物やさんがある。一本ウラの筋にも食べ物やさんが
ある。
市場の近くにはおいしい食べ物やさんが多いのだ。
それほど広くもないところだからくまなく廻ってもしれている。疲れはないが喉が
乾いてきた。元のあたりに戻ってきたら、豆腐やさんの店先で豆乳を売っていた。
コップに入れて飲ませるのだ。
「これはええな」と早速飲んでみた。
当然ながら本物の味だ。ちょっと前までは牛乳が体に合わない体質なので豆乳も
避けていた。何の根拠も無いけど、色が似てるのでなんとなくいっしょくたにしていたのだ。
今はちゃんと理解できているので平気だ。
「うまい」豆乳であった。中国では飲みやすくするためか、薄くして砂糖を入れたり
しているのも多いが、これは本物だった。
中国的な経験をした日であったなあと意味も無く思った。

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