鶴橋でやっとおいしいキムチを見つけた

先日、森の宮と玉造の間、大阪城外の細川忠興屋敷のあった「越中井」のあたりを
散歩した話をした。
暑い日だった。荷物も沢山あって重かった。
それでもその後、又、元気をだして鶴橋に向かった。キムチを買うためだ。
かなり前だが、鶴橋に「仲良し商会」という変わった名前の店があって、そこの
キムチが美味しかった。誰の紹介だったかは忘れたが、その店だけが韓国直輸入の
キムチを売っているという事だった。一時は友人に頼まれたりしたこともあって
一回行ったら10kgほども買うこともあった。
「店やってるんですか」と聞かれたほどだ。
確かにそのキムチは旨かった。鮮烈な辛さがあるし、程良い酸味がある。
ちょうどいいくらいに醗酵すると、とても美味しくなるのだ。
何年もそこだけで買っていたが、ある日、店を閉じるという。
「○○というところで他の人達と一緒に売るけど、品物は同じだよ」といった話だった。
それで、その店を探して買いにいったが、全く違う味だった。
「おいしい店をさがさなあかん」ということで、何軒か、勘をたよりにまわって、少し
ずつ買って帰った。もちろん殆どどの店でも試食させてくれるが、試食のひとかけでは
本当の味はわからない。家に帰ってしっかり食べないと比較できないのだ。
それぞれの店で買ったら袋に印をつけて忘れないようにしないといけない。
しかし、どれも美味しくない。
水っぽかったり、食べた後にえぐみのような後味がのこったり、化学薬品のような後味
が残るものさえある。
「困ったなあ」と思っていたが、やっと見つけた。
「うちのばあちゃんのキムチは選手権で優勝したんですよ」と言っていた店の
隣の店のキムチがうまかった。
韓国直輸入ではなくて、自家製のようだが納得のできる味だ。
当分この店で行こう。

kimuti100626