今日は朝が早い。7時出発だ。本日の行き先、雁蕩山へは約330キロの道のりら
しい。午前中について午後からしっかり観光したい。杭州市内の朝の渋滞が始
まる前に出ておきたい。朝飯は前の晩にホテルの向かいのデパートでパンを買
ってあった。ぱくっと食べたらすぐ出発できる。
すぐに銭塘江(せんとうこう)を渡る。杭州市内が川霧に霞んでいる。
まるで重慶市みたいな風景にも見える。
銭塘江と言えば大逆流が有名だ。中秋節の頃になると狼の遠吠えと共に河が大
逆流しはじめるのだそうだ。狼の遠吠えは嘘やけど大逆流は本当だ。
ブラジルのアマゾン川の「ポロロッカ」のように河口から大逆流が本当に起こ
るのだそうだ。大逆流だけではなくて小さな逆流はしょっちゅうあるのだそう
で地元の人にとってはあんまり珍しいことではないみたい。
でも一回は見てみたいものだ。
杭州市内を簡単に出たはずが、運転手が路を間違えたようでぎくしゃくしなが
らも南南東に向かう。道のりは長いけど殆ど高速道路上やから距離はかせげる。
因みに今回は車チャーターと日本語ガイドさんを雇っている。人数が多いと、
日本語ガイドがいたほうが精神的に安心できる。
スピードは出さへんけど路が空いてるんで順調だ。
とはいえトイレ休憩はある。
ちょうどええ。腹が減ったんで何か食おう。ここのドライブインは粽が有名ら
しい。ここの粽は皮で包んで茹でたやつを皮をむいてビニール袋に入れて売っ
てくれる。食うてしまえば一緒やんかと思うけど、汚くはないんやろか。
熱々やからまあええか、腹減ってるから食ってしもた。
4時間強走ったら、すでに山の中に入っている。
そろそろ着いたかな?
妖しい山が見えている。
その前に昼食をとりませんかと言われて、腹が減ってるのに気がつく。
朝からあんまり腹にたまるものを食ってない。
目の前にあるのが結構有名なレストランだと言う。というかその前まで来て停
まったということだ。麺みたいな簡単な昼飯でええと思ったけど、ネットで有名
というと興味がある。
「香噴噴大酒店」と言うらしい。
ビーフンは温州の名物らしい。
そう言うだけあって油ぽくなくてとてもおいしい。
この野菜は何なんやろ? これもあっさり系でおいしい。
スープは抜群においしい。良い出汁がでている。
中国の人はご飯がないと我慢出来ないらしい。
筍炒めは柔らかくて薄味でとてもおいしい。田舎料理の典型的なやつだ。
これは殆ど里芋やと思う。
まぎれもなく絹さややね。卵でとじてれば日本と同じ。こっちはキノコとじ。
蕪の油煮もおいしい。
あとはデザート
これもデザート。
とても甘い。
軽く食べるつもりがどっしり食ってしまった。体が重い。
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ありがとうございました。