高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-31、エベレストビューホテルで昼ごはん。

ブログを読んでる人も退屈やと思うけど、わしらはもっと退屈やった。何もすることが
ないんで食いもんの話ばっかりになる
それはそうと、ヘリで帰る人たちはとうとうキャンセルになったようだ。何度か
スタンバイ状態になったようやけど雪が降りしきってきたんで結局はあきらめざるを
得ない状況になってしまった。もちろん帰れないということは今日ヘリで来る
予定の人たちも来れないというわけで、部屋が不足して入れないという事態には
ならない、よう考えたらようできてる。
ということでだんだんと雪がひどくなってきてるんでわしらも今の所僥倖に期待は
できへんから本でも読むかと言う話になる。
本棚にはもう既に残り少ない。図書館でもないし、本屋でもないんやからしょうがない。
日本でもよくユースホステルやらペンション、民宿なんかに泊まったら読書室
みたいなんがあって沢山本が揃ってるのに感心することがある。でも、わしらは
読書して歓談したらええなあっていうお誂え向きの時間があっても酒を飲んで
酔っ払ってしまってるんでそういう楽しみを知らずに来てしまったし、自前でも
持参するという配慮も持ち合わせてなかったけど、ここにきて酒はない、本も少ない
となるとため息がでそうだ。
で、残って居たのは「いま生きているという冒険」というやつだ。

すごい冒険家みたいだ。単独でインド旅行に行ったことをきっかけにか冒険旅行に
はまってしまってアラスカを一人旅したり、北極や南極を縦断する若者たちの
国際プロジェクトに参加したり、挙句のはてはチョモランマ、あそこにある、
もうすぐわしらが見るエベレストのことやんか、に単独で登ったりとほぼ極端な
冒険旅行をしてきた記録だ。古式航海術を極める男について船に乗り、あわや
命がけという旅もある。暇つぶしにはとてもいい。読みやすくわかりやすい。
文学としてどう? なんて偉そうなことは言われへんけど、普通やったら読まへん
ような本ではあったなあ。惹き込まれるというよりは、「あら、そう?」という
感じで読んでしまいそう。それもまあ時計はきちんと進んで昼ご飯が近くなった。
不思議なことに何もせんでも腹は減る。
昼ご飯は何やろ? って楽しみにもなる。

今日のお昼はうどん定食だった。うどんとトースト、ええではないですか。
ネパール料理というかネパールのチベット料理にトゥクパというのがあって、
それはうどんのようなラーメンのような足して2で割っても割り切れへんような
微妙な味わいの麺があるけど、それよりははるかにうどんに近いというたら失礼に
なりそうだ。要するに日本のうどんそのものが出て来た。味は悪くはないけど、
横のトーストと中途半端さがちょうどバランスがとれて、昼飯にはええかもしれん。
腹が減ってることもあってすんなりいただいた。
デザートもある。

コーヒーを飲みながらゆっくり甘いものを頂く。
おや、ちょっと晴れてきたんとちゃう?

あの奥にうっすら見えんのはエベレストちゃう?

いやいやちゃうちゃう!

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ありがとうございました。