中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-04、上海で朝ご飯

上海の第一夜が明けた。やや天気が悪いが問題はない。これから朝飯を食って、
上海の街を少し散歩して、後発組の仲間達に合流するのだ。
今回も南京東路の歩行者天国の西の端の方のホテル、錦江之星酒店に泊まって
いる。今はやりの大衆向きのチェーン店で割と安くて清潔だ。それになにより
も場所が便利なのがいい。
そういう分けなんで、朝飯も歩いていけるとこにいくつかあるのを前回来た時
に見つけておいた。中国の街では、朝ごはんを自宅で作るよりは街角でちょっと
簡単に包子かなんかを簡単に買って済ませる人が今でも多いんで、その人達を
狙った屋台店がとても多い。しかし、南京東路のあたりは観光地の真っ只中な
んでそういう店が意外と少ない。裏通りのどっかの角に人だかりあるいは行列
がと言うのをあんまり見かけへんからそう思う。
そういう店でも不思議とはやる店とはやらん店があるらしく、人だかりのでき
る店はいつも決まっていて、行列の店のとなりに全く同じようなものを売って
る店があっても殆ど買う人がいないのは面白い。

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それはええとして、南京東路のわしらのホテルがある通りを少し北に曲がると
ワンタンの店があった。看板をよう見たら焼売の店って書いてあるんでこっち
が本業なんかもしれん。前にはお粥も食ったことがあるんでお客さんの朝ご飯
の要望に細かく対応してると見える。

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それで今回は、ワンタンと焼売を食ってみることにした。お粥と漬け物を食い
たかったけどメニューには載ってなかったんで変わったんかもしれん。
ワンタンは比較的早くくる。

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熱々でおいしい。スープが濃くなく薄くなく丁度ええ味付けだ。
ワンタンのにゅるっとした食感がとてもいい。
焼売は蒸し上がるのにかなり時間がかかった。
熱々の蒸籠でやってくる。

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これもおいしい。優しい味だ。こういうものは中国が抜群においしい。
いちいち南翔饅頭店まで行かなくても街角で十分間に合う。
食べ終わって店を出ようとしたら呼び止められた。
なんかわーわー言ってる。ようわからん。言葉がわからんのやって思って丁寧
に説明してくれようとするがよけいわからん。
わからんなりにわかってきたんは、どうもあと一蒸籠、サービスで付いてるか
ら蒸し上がるまでもうちょっと待っとけと言う話らしい。それは有り難いけど
もうお腹が満タン、入らへん。
折角やけどお断りして外にでる。

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上海の街は朝から賑やかだ。まああたりまえやけど。

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わしらは暇やけど、今日は月曜、皆さん仕事が始まってる。

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ここらあたりをぶらりと回ったら、芸術書の専門店に行って、水墨画の本を買
おう。やっぱり何と言うても水墨画となったら中国が本場というのは致しかた
ない。良い本が沢山あって勉強になる。
荷物が増えるけどそれにはかえられない。
用が済んだら空港に行って友人達と合流しよう。

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ありがとうございました。