ネパール、古都とヒマラヤを感じる旅-38、クマリの館にて

(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
古宮殿を見て又広場に戻る。鳩が一杯だ。
絨毯屋さんから日本語で声がかかる。行ってみよう。しかし高そうだ。値段を
聞いたら長くなるんでさらっと見て外にでる。
宮殿の向こうに回り込むととある建物の前で人だかりがしていた。
もしかしたら?
「クマリの宮殿」ちゃうやろか?
前にテレビの旅番組で見たことがある。
4歳くらいの女の子の生き神さまだ。滅多に見れないと聞いてたけどもしかし
たら見れるんかもしれん。
建物の中に入っていった。
滅多にない機会やぞって案内人らしき人が大きな声で連呼している。
「ええチャンスに」来れたんかもしれん。
もしくはそう言うてお布施を集めてる?
カメラで撮ってええんかな? あかんのやろなあ? 一応カメラをわかるよう
に構えて、入口を通る。監視らしき人は何も言わへん。
ええんかな?
「パシャっ」、とその瞬間。
えらい騒ぎになった。クマリらしき女の子は瞬時に中に入る。
周りからえらい抗議の声だ。
観光客が一斉にわしの方を向いてブーイングをする。
ルール違反するから、クマリがおらんようになった。もう出て来いへんかった
らお前にせいや! という事らしい。
「知らんかったんですよ」って必至に言い訳しょうとするけど、通じへんし、
分かってもらわれへん。
「済みません」を連呼する。平身低頭の思いだ。

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暫くするとじわっと収まってきて、又、出て来るという雰囲気になった。
よかった。よかった。
後で見たらカメラには何も写ってなかった。よかった。
とても敬意に欠ける事をしてしまった。ごめんなさん。
これがクマリの館だ。

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表に出るとダルバール広場の喧噪が待っている。

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興味は尽きないけどそろそろ引き上げよう。

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帰りは表通りを歩いてみよう。
裏通りと違って道路は広くて整備されてる。さすが首都やね

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ここもアジアの他の国と同じでバイクが多い。

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都会の喧噪の真っ只中だ。こういう道を歩くと日陰がないんで一際暑い。
午後は出発やからそろそろ昼飯を食いに行こう。

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ありがとうございました。