さて出発だ。尾道U2を出て駅に向かう。すぐ右手にフェリー乗り場がある。
ここから対岸の向島に渡ってサイクリングがスタートするのだ。
フェリー乗り場が分かり易い近くにあって良かったと思いつつ船に向かう。こ
の時点でフェリーは一カ所だけって単純に考えてた。しかし、帰りにそれが大
きな間違いだったことがわかってえらいことになるんやけど、この時点ではそ
んな事は露知らず。見ると「船がでるぞう」との慌ただしさが始まりかけてる。
先に着いた友人が、「仲間がすぐ来るから」って言ってくれてるのを聞きなが
ら乗り込むや、すぐに柵がしまって動き出した。来たら戻ってのシャトルフェリー
は手際が良い。
涼しい海風を受けて10分ほどで対岸に着いた。
さあ行くぞ!
気持ちははやる。
朝は曇ってたけどもう快晴だ。天気がええのは有り難いけど暑さが心配。
きっと35度は軽く超えそうだ。はやる気持ちを抑えてぼちぼち行こう。
じきに街中を抜けて海岸線に入る。
このあたりはあまり高低差がないんで気持ち良く走れる。遠くに橋が見えて来
た。しまなみ海道というのは向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島の6
つの島とそれらをつなぐ6つの橋を渡って四国の今治まで行くのだ。そやから
どうしても橋が目印になり目標になる。
コースは整備されていてわかりやすいが更にブルーのラインが全行程に付けら
れていて殆ど間違える心配はないし、間違えてもまた戻ってブルーのラインを
探せばいいのだ。
おっとこの橋かな?
なかなか美しい橋やんか。
海の景色も長閑でええ感じや。
まだまだとても余裕がある。
しかし、だんだんと坂道になってきた。このコースはサイクリングの為に特別
に設計されているらしく、橋に上るときの傾斜が殆ど一定になるようになって
いる。そやから上り始めに設定したギアは殆ど変えずに登り切ることができる。
とは言え、坂道が長い。
しんどくなってきたけど頑張ろう。わしらの年代の人間は頑張るだけ頑張って
後で休もうという傾向がある。水もあんまり飲まない。
これがいかんのやなあと思いつつがんばる。後で資料をみて見ると高低差が
50mとしまなみ海道中の最高に近い。えらい上ったもんや。
この因島大橋、道中唯一の屋根付き歩道になっている。そやから太陽が当たら
ず涼しい。
橋の上はとても気持ちが良い。距離は1270m。
これを降りきったら因島だ。
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ありがとうございました。