長駈、琴平「宮武うどん店」

「恐るべきさぬきうどん」とかを読んで、期待は破裂しそうなほど膨らんでいた。
確かこの辺のはずだ、しかし見当たらない。もう次の分かれ道まで来てしまった。
仕方が無い引き換えそう。すると丁度、郵便配達の人がいた。
「すみません、この辺に、宮武うどんってありませんか?」、
「え、あそこ、行くんか?、本当に行きたいんか?、こんどるよ」、
微妙な言い方に少し気になりながらも、
「はあ、是非行きたいんで、教えて下さい」、
「ここを真っ直ぐもどって、二つ目の信号を右に曲がったら、わかるよ。並んでるから」
それで、行ったら、予想よりかなり遠くに、
「あっ、あそこや、並んでる」、見つけた。駐車場からして順番まちだ。
寒風の中、待つこと30分、やっと中に入れた。
「麺の注文を書いて、天麩羅は書かなくていいから覚えておいて」
ということなので、
「あつあつ大」を注文(熱い麺と熱い出汁ということ)して、
天麩羅を見に行く。
本にあったげそ天もある。とりあえず、それとレンコンの天麩羅を皿にとった。席は調理場に向かったカウンターだったので、中が良く見える。写真でよく見る宮武のご主人が、一生懸命麺を打っている。
「あれか、なるほど」と思いながら待つことしばし、
なかなか順番が来ない。
一度目の麺では、あたらなかった。次の麺が切られて湯掻かれるのをじっと待つ。
やっときた。
メッチャ楽しみ。自分ですった生姜を待ちかねたように入れて、
「ずずーっ」と食べる。
感想は?
・・・・。
出汁はすごく美味しかったけど、麺は硬くて、もちもち。
期待していた、つるっとした喉越しのものではない。
決してまずいわけではない。麺の味はいい。
今でも気になる味ではある。
でもちょっとだけ、私にはきつすぎた。

これはこういう世界なんだろう、仕方がない。

昔食べた、讃岐うどんが懐かしい。
あつあつのぶっかけに生醤油。
時間がないので、殆ど一気にすすりこんで、
「うまかった!!!」
シチュエーションも強烈だったからな。
この話は、又、いつか、機会があったら・・

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毎週水曜は食べ物に関する話です。