今日は杭州を発って紹興へ向かう。その真ん中あたりに安昌古鎮というやはり
水郷の村があるのでそこに寄って行くつもりだ。この古鎮はわしは3度目の訪
問なんやけどお薦めなんで皆さんを連れて行きたいと思っていたのだ。
最近の中国の古鎮はどんどん観光化されていっている。古いまま残しているよ
うでも作為が多いところがあるし、あざとい作り替えも平気なところもある。
しかもそれでも喜ぶ観光客が溢れていると折角言っても興醒めになる。
ここも確かに観光化はされてきて、何時行ってもどっかしら新しくなってるん
やけど、何故か普段の暮らしもたっぷり残ってるような気がする。
そして、観光客は何時行っても少ないんで多分穴場的な存在ではないかと思う。
今回も、杭州で車とガイドをチャーターして行くんやけど、ガイドさんは、今
まで何度も紹興に客を連れて行ったけど、ここに寄った人は初めてやと言われた。
ふふっ、そやからええんやんか。
さて到着した。まだ10時前だ。えらい早い。まだお店も開いてないんちゃう
やろか。
それでもいきなり乾燥野菜のお店からいい香りがしてくる。おいしそうやんか。
早速買い物始めるのもなんやし、後で買おう。
ここはサラミソーセージみたいなのが有名らしい。あちこちに干してある。
鴨さんもいてはる。
古鎮が見えてきた。
入り口近くで占い師のおっちゃんが店を広げてる。
今日の運勢はどんなんやろ?
ここの船は黒いのが特長なのだそうだ。烏蓬船と言うらしい。由来はわからん。
独特の足遣いで漕ぐ船だ。前に来たとき乗った事あるけど、今回は周荘で乗っ
たし、あんまり時間に余裕がないんでパスする。
入り口に来た。
以前はこの前が駐車場だった。
ここから廊棚が始まる。何がでるかお楽しみ。
彼方此方で板戸を明けて開店の準備をしてはる。
古玩というのは、骨董屋さんのことだ。
まだ観光客は来てはれへんし、わしらがあんまり早くからがやがややってるん
で皆さん戸惑ってはる。
それでも盛んに声をかけてくれはる。
中程まで来たとき、飴屋のおっちゃんと称する人がいた。水飴みたいなのを柱
みたいなとこに引っかけてぐいっと伸ばしては畳み、伸ばしては畳みして細長
い飴を作って、最後にトントンと切って出来上がりというやつだ。
その名人で何かの工芸士みたいな称号をもらってるらしい。11時にここに戻
ってきたらやってみせるって言う。
結論から言うと、この古鎮を一回りして戻ってきたらまだ10時半頃やった。
飴がまだ煮えてないらしいんで実演出来へんと言う。せっかく予約して準備し
てもらって申し訳なかったけど、そんなんかまへんということで飴作りを見る
ことは出来なかった。
と思たら、その横にも飴屋のおっちゃんがいた。
この人も名人らしい。わしがやったるがなと言う事でやり始めた。
この飴生姜が聞いておいしかった。
その話はおいといて先に進む。
こういう古鎮は横に行く露地が面白い。
なんかわからんけど楽しい。
どんどん先に進もう。
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ありがとうございました。