トワイライトエクスプレス

ある日、大阪で環状線に乗って、大阪駅で降りた。たまたまホームの向かい側
を見たら、見慣れない列車が止まっている。よう見たらトワイライトエクスプレス
って書いてある。そういや寝台列車やなあ。やっぱりわしのように通りがかっ
た若い女性達が写真を撮っていた。わしも撮っとこう。
この薄汚れ具合が、長い旅してきた後の一休みという感じでええやんか。
これってもし鉄道マニアだったら写真みただけで、何月何日何時頃にこの列車
がここにおったはずで車両番号がなんちゃらで、どんな特徴があって、なんて
いろんな情報が一気に迸り出るんやろねえ。

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後日ニュースを見ていたら、トワイライトエクスプレスは来年廃止になると言
うことだった。

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ああ、これもまた無くなるんかと寂しく思う。
そやけど、何でなんやろ。このままやと夜行寝台なんて全部なくなってまうん
ちゃうやろか?
人気と採算が両立しない?
寂しいね。
あじあの旅でも列車の旅は面白い。
こないだはマレー鉄道に乗った。できれば長距離寝台列車に乗りたかった。
シンガポールからバンコクまでなんて楽しいやろなあ。様子はわかったんで、
次回は是非挑戦しよう。ベトナムでホーチミンからフエまで寝台車に乗った旅
は話は通じへんし、食いもんはないしで不安一杯やったけど、それが又楽しか
ったし、夜明けのハイバン峠はとっても美しかった。同じくベトナムでハノイ
からサパに行ったのも夜行寝台やった。外人さん(わしもか?)達と同室やっ
たけどこれも楽しい旅やった。
中国でも大連から瀋陽に昼間やけど寝台で行ったことがある。ほかにも列車の
旅はたくさんした。どれも忘れられへん思い出ばっかりだ。今度は、北京から
ハノイまで雲南の高原を走り抜ける旅をしてみたい。雲南の霧に煙る山又山の
間を抜けていったらかっこええやろなあ。「たまゆらの女」って言う映画みた
い。
チベットもまだ行ってへん。高山病が心配やけど行きたい。
行きたいとこばっかりや。
タイからミャンマーなんて行けたらおもしろいやろなあ。
そやシベリア鉄道を忘れたらあかん。
1週間かけて北京からモスクワへ。
なんせ列車で国境越えたことないもんなあ。
列車の旅の楽しみはつきない。
日本でも、安くてのんびりとした夜汽車の旅ができるようになったらええんや
けどなあ。高速、大量輸送のバブル時代が終わったら、こんどは高級志向みた
いやけど、好きなとこで途中下車して、乗り継ぎ自由な、設備は簡単でええか
ら値段を下げた、そんな旅のツールみたいなのが出来て、老いも若きも日本再
発見の旅に誘いだされるような機運がきたらええなあって思う。
列車の窓を流れる景色って何故か見てても飽きへんのだ。

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ありがとうございました。