今は画の老師が中国に行っているんで、東山三条に行く回数は随分減っている。
それでも、画を学ぶ仲間同士で時々勉強会なんかをしてるんで行ったついでに
東山三条のあたりをぶらぶらすることがある。
東大路の通りの二筋東側には通りと平行に白川という疎水がながれていて、季
節ごとにいろんな顔を見せてくれるんでそのあたりはよく歩く。
まずは、東大路と白川に挟まれた古川町商店街からスタートだ。昔ながらのお
店が沢山ならんでいて、見て通るだけでも楽しい。
お豆腐屋さんおいしそうなひろうすが並んでる。
お魚屋さんの前にくると生のお魚だけななくて焼いた魚も売っている。鮭の切
り身の焼いたやつの前でお婆さんが悩んでる。店の人が、「おいしいよ」って。
肉屋さんでは鶏の唐揚げをあげていた。お兄さんが通りかかって、「行ってら
っしゃい」って声がかかってた。
お饅頭屋さんもあるし、小間物屋さんもある。
ご飯食べるとこもいくつかある。
時には広い土間みたいなとこを開放してイベントしてるときもある。そういう
時は、ベンチに腰掛さしてもろて演奏聴いたり、お喋り聞いたりして和ませて
いただく。
そこを通りぬけて、左に曲がると、知恩院の手前、白川べりに出る。
川べりを戻るのがいつものコースだ。
さりげなくかかった何の変哲もない橋があるけど、何か曰くありげだ。
行者橋とか阿闍梨橋とか言われる端で、比叡山の千日回峰を済ませた行者さん
が最後にこの橋を渡るのだそうだ。
すごいやんか。
おっとそこを走り抜けていくのが見えてるようや。
冬に小雪が舞って、それがうっすら雪が積もったりすると、このあたりが急に
ぴりっと引き締まって凛とした風景が生まれるようなのだ。
今のようにもうすぐ春という季節には、柳が芽吹いて、緑がぐんぐんと勢いづ
いてくる。川では鴨さんがすいすいと動いていて、心も体も緩やかになって来
そうでうれしい。
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