大徳寺、黄梅院へ行った話。

さて、真珠庵を出た。

大徳寺の境内はえらく広い。
かの有名な利休の事件があった山門前を通る。

なるほどこれか。
この頭の上に利休さんがおって、その下をくぐるとなると、
気い悪いのもわからんではない。
いちゃもんだけとは言い切られへん、驕りの心もあったんちゃうやろか。
知らんけど。
さて、わしらはどうする。

も一個くらい見ていくか。

あじあん

てなことで、黄梅院を見にいく。

ここは、リーズナブル。500円だ。
ありがたい。
パンフレットによれば、ここは織田信長ゆかりの寺らしい。

知っても知らんでも、あんまり興味がない。

 

あじあん

枯山水のお庭が有名らしい。

それは、中に入らなわからへん。

写真撮影は禁止。

このあたりはまだ大丈夫。

まだ中に入ってない。

なんだか苔なんかが生々しくて、枯れた味がわしには感じられにくい。

わしは、体も頭の中もかなり枯れてきてるけど、ここではあんまり共鳴がなさそう。
茶室や書院的なとこをグルグルと回る。
利休の瓢箪池、不動三尊石、加藤清正の朝鮮灯篭、いろいろ名物がありますなあ。
これぞ、侘び寂びの真髄?
とは思い難いですなあ。
外人さんが多い。
外人さんにはええかも。
このレベルでなんで撮影禁止なんやろ。
歳とってすさんだり歪んだりしたこころでは、素直になれませんなあ。

あじあん

ところで、庭園の樹木をみて思った。

それぞれの木が、小ぶりでさりげなく、しゅっと立ってる。
お互いが主張しないで、全体のまとまりを作ってる。
よう見たら、枝の張り具合も、微妙なとこまで、計算されてる。
大きすぎず、小さすぎず。
侘び寂びも考えて。
こういう状態をずっと維持するよう剪定するって大変やろなあ。
木や草花ってほっておいたらいくらでも伸びる。
あっちにも伸びる、こっちにも伸びる。素人にはコントロールできへん。
それをうまく、調和を保ちつつ、自然のパワーを削ぐことがないよう、調整していくのは、
かなりの手間が、コストが必要なんでしょうなあ。
何も手が入ってないようで、実はものすごくお金がかかってる。
文化を守るのは大変なのだ。
てなことで、大徳寺はおしまい。

大徳寺、黄梅院の地図。

あじあん

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