日生の市場が気に入っている。特に牡蠣の季節がいい。大阪から行くと、山陽
道を通って、赤穂インターで降りる。下の道に入ったら右に曲がって海岸にそ
った国道を西に20分ほど走ると日生港につく。湾の左側に五味の市と言う海産
品の市場がある。前にある大駐車場は土日やと満タンになって下手をすれば入
れないくらいだ。ぎりぎり端っこにいれて中に向かう。
もちろん中はえらい人だ。通路が歩きにくいくらいになってる。
今は牡蠣の季節。どの店も殻付きの牡蠣を山盛りにして売っている。
その分魚は少ない。
と言うか、牡蠣の季節は養殖筏があるんで網をしかけられないんで魚が少ない
という話だ。
それでも、いろな種類の魚や蟹を1籠1000円や1500円などのセットにして売って
るのを買ってかえると普段は食えない面白い食事が楽しめる。
例えば渡り蟹なんかでスパゲティをするとか、いろんな種類の魚をざくざく切
ってブイヤベースをするとワインがいくらでも飲める。
牡蠣がまたいい。ここの牡蠣は殻をみると小ぶりにみえる。ちっちゃいけどま
あええかと思って買って帰ると、意外と中の身がプリッとして結構大きいのだ。
ここの下記は生食できないので、調理する必要がある。
例えば焼き牡蠣がおいしい。おつゆたっぷりのぷりぷりの焼きたて牡蠣を食い
ながら辛口の日本酒を飲むと最高においしい。
2000円くらいの籠盛の前でためらってると売り子のお姉さんが、これも入れと
くからええやろってとなりの笊からがさっと追加してくれる。
こう言うのを買うと、とても一気には食いきられへん。保存食を佃煮にしてみ
る。山椒と一緒に煮込むのだ。これがまたうまい。
ほどよいスモーク感と山椒のピリ辛風味がたまらん。
こっちはむしろウィスキーにあう。
日生から帰ったあとしばらくは酒飲みになってしまうのだ。
このあたり、市場の向かい側には海鮮丼なんかの店があるし、日生の街中に行
けばB級グルメの牡蠣オコの店がいくらでもある。
ここらへんの牡蠣オコはいやというほど牡蠣がたっぷり入っていて年寄りには
1枚を簡単には食いきれんほどだ。
焼きあなごもあるし、とってもええとこなのだ。
それに、牡蠣のシーズン最終の日がまたすごい。
おおきな袋に一杯入れて、1000円、500円、ええいもってけ泥棒状態だ。
うまいこと行き当たったらえらいぎょうさんを安く買える。
3月末？、4月初？ ようわからんけど。現地に問い合わせる価値はあると思う。
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ありがとうございました。