毛利博物館の学芸員の方に教えて頂いた情報によると、雪舟にまつわる建物は
山口市にかたまっているようだ。ついでに地図も頂いたのでそれを見ながらや
ってきた。近い順番に行くとするとまずは常栄寺というところに雪舟庭という
のがあるそうだ。この庭を雪舟が設計したという明確な証拠はないが、自信を
もって言い切っているようだ。
確か、京都の東福寺に行った時に境内に雪舟寺があると言うんで見に行った事
があるが様子はかなり違うと思う。
中に入るとかなり大きいお寺で前後に大きな庭がある。
まず最初に目につくのは奥のほうにあるやつだ。
かなり面白い。枯山水というのは石と砂で作ったやつを言うのだと思ったが、
ここのは草木の緑も含めてオブジェのようにつかって山水をつくっているよう
に見える。正面の奥には池がある。
左の方は竹薮がいい感じに茂っていて、庭と併せて景色になっている。
右上の方には東屋がある。
全体を見渡すと何故か自然なような不自然なような奇妙な企みの中に入って
しまったかのような気分にもなるから面白い。
それに、普通は背後の正面に山を背負うという先入観があるけど、ここは右
の上に景色はどんどん上がっていく、山は右上にあるのだ。
それも変わってる。
ぐるっと廻って表側の庭は普通の枯山水だ。
庭を見たら、庭にでて奥に廻ってみよう。右の方の東屋の方から行く道がある。
暫く行くと、分かれ道に来た。登る道には、毘沙門天と書いてある。
「おもしろそうやんか」、すぐそこやろとのぼり始めた。
「なかなか着かへんなあ」、坂もきついし先も長い。
「やっと着いたか」と思たら薬師如来さんやった。まだ先や。
お寺のついでにあるにしたは上りすぎやんかとおもいながらよたよた歩く。
「やっと着いた」
ちょっと侘しい感じの建物が下から見るとなかなかいい味わいだ。
せっかく来たんやから毘沙門天さんに勝手ながら画業上達をお祈りしておこう。
中に、この毘沙門天さんの事が記事になった切抜きが貼ってあった。
これをみてその隣の記事が気になった。
アヘン戦争の林則徐やんか。
そういえば揚州に行った事あるなあ。なつかしい。
映画になってたんか。
帰ったら林則徐の本読んでみたくなった。
より大きな地図で 常栄寺 雪舟庭 を表示
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