雲南省、元陽、建水の旅-26 朱家花園、門前老街の朝飯
夕べも遅くまで飲んでしまったので、建水に来た大きな目的の朱家花園やその周りの
老街を見る暇もなかった。
今日は、スケジュールに余裕があるので、朝から朱家花園界隈をうろついてみる事にした。
まず朝飯をとホテルのレストランに行ったが、欧米人むけの簡単なメニューだ。
面白くないので、先に老街に出て、朝飯を食う事にした。
夜は遅い老街だが、朝はまだあまり動き出していない。
店も殆ど開いていない。
その開いていない店先の路上を利用して、野菜や果物の露天がちらほらと見られる。
ところどころに麺を食べさせる店がある。
どこでも良く見る風景だ。
朝飯に麺を食べようと暫く探したが、一番人が多そうなところに入った。
雲南名物の「米線」というやつだ。
所謂、米粉(ビーフン)で作った汁の麺だ。
店に入って、麺を茹でているおじさんのところに行くと、「どの麺にする?」と言われる。
太い麺、細い麺の2種類だ。太い麺にした。
それが湯がきあがると、汁をかけて渡してくれる。
「これは勝手にとっていいの?」と薬味の漬物を指差して聞くと、
「ええけど、食べる分だけにしてね」と釘をさされた。
それを小さい碗に持って麺に入れる。
唐辛子の薬味もある。
適当に混ぜて自分の味を調整して食べる。
味はまあまあだ。
「雲南の花嫁」という映画では、主人公の可愛い女の子が旨そうに食べていたから
おいしいものだと思っていたが、それほど格別でもない。
もちろんまずいわけでもない。期待の方が大きかっただけだ。
汁がぬるいのも一つの原因だろう。
これはこれで一つの経験だ。