さてこの話も大分終わりに近づいてきた。
最果ての港町ってなんとなく響きがかっこいい。最果てにもいろんな最果てが
ある。次々に橋を渡って島を渡って、行き着いた最後の港町も最果ての町って
言えるんやないやろか。今はそんな感じがするところだ。
簡単に言えば寂しいってことなのだ。
昔は、どこからともなく人が集まってきて、舟があつまってきて、沸き立つ賑
わいがあったのだという。内海のじゃんくしょんだったのだ。
そんな面影が町のあちこちに残っている。
飯を食って元気になったんで少しぶらぶら歩きをしてみよう。
前方におばちゃん達のグループがいる。
何かわいわいと楽しそうだ。向こうにはボランティアか有料かわからんけどガ
イドさんがついていて時々手に持ったスピーカで説明しながら移動してる。見
てたら楽しそうだ。こっちは男ばっかり3人、非常に詳しい人がガイド役やって
くれてるけど、おばちゃん達のパワーに勝てるわけはない。
ほほうと見送ってるうちにがががっと行ってしまった。
こんな散髪屋さんおもろそうやなあ。
新光時計店。
日本で唯一残る修理ができる時計屋さんなのだそうだ。
「そんな事ないやろ。昔はどこにでも時計屋さんがあって、修理してくれたで」
と思うけど、めっきり少なくなってるのは事実だ。前に柱時計を直してもらお
うとえらい苦労したことある。
中国やったら電気製品でも街中でなおしてくれるとこがいっぱいある。モノが
安なったから直さへんのとなかなか壊れへんようになったんも問題なんやろね。
身の回りから修理屋さんがどんどん減っていく。
昔の遊女の置屋跡があった。
こんなとこで酒飲んでどんちゃか騒いで、興が乗ってきたらお二階へという段
取りみたいやね。今は二階に行ってもほこりまみれになるだけや。
こんな町並みが続く。
伊能忠敬がこんな島まで測量に来たらしい。
なかなか面白い町なのだ。
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ありがとうございました。