広島、山口、雪舟と瀬戸内の旅-01、東広島へ

先日、大阪、和泉市の「久保惣美術館」で念願の宮本武蔵、「枯木鳴鵙図」をや
っと見ることができた。元々この美術館が持ってるのは分かっていたがそう簡単
には展示しないのだ。いろいろアンテナを張っていないと見逃してしまう。それ
でアンテナをちょっと違う向きにも広げてみると西の方、防府市にある毛利博物
館で雪舟の「四季山水図長巻」を展示していると言うではないか。元々雪舟は長
州大友氏の庇護を受けてたので、お宝は毛利氏が引き継いでいるのだ。毛利博物
館がこの画を持ってるんは前から知ってたけど、これも年に1回くらいしか展示
しないそうなんで、丁度良かったと言うわけだ。
幅約40cmほど、長さ約16mの大作だ。これはなんとしても見に行かないと
いかん。山口はとおいけど、それにちょっと身辺に不測の負荷がかかってしまっ
てるけどそんな事は言ってられへん。
全部ほったらかして出発だ。
幸い、広島の呉市安浦町というところに友人が帰省して滞在してるはずだ。
彼のところにも遊びに行こう。
雪舟と秋の瀬戸内海を愛でる旅になるだろう。「ふふふ・・」なのだ。
どないやって行こうか調べてて驚いた。新大阪から友人のいる東広島まで2時間
かからないのだ。鹿児島まで新幹線がつながってえらい便利になったやんか。こ
れやったら、京都や神戸の奥の方へ行く感覚とそれほど大きく変わらなあと驚い
た。
しかし交通費は安くない。短くなったと言うてもやっぱり座って行きたいんで安
売りチケット屋に調べに行くと、座席指定対応の新大阪-広島チケットで9500円
だった。正規で買うより若干安いという程度だ。もっとええ方法あるような気が
するが今のとこゆっくり調べて買いに行く時間がないんでこれでええとする。
さあ、出発は、9:20、さくら549号だ。
えらい広いなあ。列車は何系って言うんか知らんけど、顔がカモノハシみたいな
やつだ。座席は1列、2席+2席、幅が広くて前後の間隔も広い。グリーン車みた
いにゆったり座れる。
福山到着は10:26。早いから、居眠りしたり、本を読んだりと旅の楽しみを
味わう時間が殆どないのが残念だ。
乗り換えは、10:34、こだま735号、これも同じ顔の列車が引っ張ってて
やっぱり広いけど、座席の作りがやや粗末なように思ったのは気のせいなんやろ
か。到着は11:11。やっぱり早いわ。

出迎えてくれた友人の車に乗って、呉市安浦町という瀬戸内海の町に向かって出
発だ。ここは何の変哲も無い町やったはずやのに、今やってる大河ドラマの撮影
場所になったようでこれから活気付いてくるかもしれないのだ。
見てると芸州の山は形が滑らかに丸みを帯びていて起伏も大きくなくて、優しい
感じがするように思う。

ここでも紅葉がまだ十分美しい。
田畑も広いし、長閑で豊かなとこなんやろなあと思う。
さて、これから真っ先に行くのはうなぎ屋さんなのだ。
前にも行った、山の上のうなぎ屋さん、楽しみ楽しみ。

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ありがとうございました。