奈良/三重遊、薄の曽爾高原へ-4

ゆっくりスケッチを終わって、おにぎりも食べ終わったんで戻るとしよう。
と言うても10歩も歩かんうちに小屋に着く。半券を渡して有料道路はおしまい
だ。そっから少し樹林を抜けたるが寒いのでセーターを着て、馬の瀬にでる。
ようみたらこの見下ろしもなかなかええ景色や。曽爾高原が一望できる。

尾根に出たら日当たりがええんで暑くなってきた。又セーターを脱ごう。着たり
脱いだり忙しい。
今まで殆ど人が居いへんかったけど、ここまで来たら又賑やかだ。お弁当を食べ
てる人、昼寝をしてる人。携帯電話で仕事の話をしてる人。こんなとこまでちゃ
んと電波きてるから仕事から逃げられへんのやねえ。

又狭い道を、順番に並んでお亀の池まで降りる。
この池、日本昔話に出てくる伝説のある池やとか、火山の火口の跡やとかいろん
な話があるようやけど、そういえば唯の池のようには思えない。掘ったらマグマ
がどどっと出てくるんかもしれん。
スケッチは大体やってしもたし、見るとこも殆ど見尽くした気もするし、休憩す
るとこもないし、バス停まで戻らなしゃあないなあ。
あの青年の家のところを真っ直ぐ下におりたらバス停だ。

もしかしたら付近にお茶飲んだり、簡単に食べたりするとこがあるかも知れん。
と期待しつつ降りたが何も無い。しかも、まだ40分くらい余裕あるのにバス停
ではもう十数人並んで座っている。「これ並んでるんですか?」と聞くと、「そ
うや」と言う。いそいで一番後ろに行って並ぶ。来るときに通ったファームガー
デンまで行ったら食堂くらいはあると思うし、行くのにそれほど時間がかかると
は思えんけど、今の状況やとそこからバスに乗ったら絶対座れへんやろ。
案の定、バスが来る頃には殆ど満席状態まで並んでいた。なんせ1日1本やから
しょうがない。
帰りは曽爾高原14:27→バス→名張駅前15:14だ。予定通りに来て、予定通りに着
いたこういうところでも狂いがないのが日本のバスのえらいところだ。
降りたら何もすることはないんですぐに駅に行く。ちょうど15時37分かそこ
ら(よう覚えてない)に快速急行というのがあった。近鉄はどれが早いかようわ
からんけどまあこれでええんやろう。特急もある見たいやけど、特に急いでるわ
けどもないし特急料金が要るんでやめとこう。
窓の外を見てたらどうも見たことのある景色が現れた。駅名を見てると「室生口
大野」と書いてある。ああ大野寺のあるとこなんやな。前に来たことがある。
磨崖仏があるとこや。車で来て故障して苦労したけど電車で簡単に来れるんやな。
又いつか来よう。
乗ってるうちに腹が減ってきた。おにぎり2個だけやもんなあ。それで日本橋で
降りてラーメン食って帰った。日本橋に特別なラーメンがあったと思うかもしれ
んが、他に用があっただけなのだ。


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