ラオス、ルアンパバーン遊-17、水村風景

又歩き始めた。猛烈に暑い。雨季に亜熱帯の方に旅行に行くんやから、こう言
う事もあろうかと日傘兼用の折りたたみ傘を持ってきている。傘をさすと一気
に気持ちが落ち着いた。これであんまりいらいらせんで歩ける。熱中症も大丈
夫や。
そやけど1人や。外国で、殆ど人が通らへん田舎道を1人で歩くのはやっぱり
気持ち悪い。でもそんなん気にせんと歩いてみたい。そんな気持ちがごちゃご
ちゃになって複雑ではある。
「どこまで行こ?」、「あの先の角曲がったらええ景色あるかもしれん。もう
ちょっとだけ行こ」、心の中でこの繰り返し、でずるずると先に進む。
もういくつ曲がったんやろ?
「もうええかげんにやめとこ」とか思てるうちに次の村に着いた。
メコン河から引いたのか水濠のような用水のようなたっぷりした水のある村だ。

「ここもええ感じやなあ」とスケッチにとりかかった。
水に映る木の具合もおもしろいし、遠くには南国らしく、椰子の木やろか、バ
ナナの木やろか芭蕉の木やろか。涼しげだ。

丁度ええ時間なんやろか、学校帰りの子供達が通る。

かわいいなあ。
まさかさっきの学校とちゃうやろなあ。

典型的な農村風景やけど、結構大きい家が多い。お金持ちの村なんかも知れん
なあ。

まだずっと奥にも村落がある。

ここで又考えた。これぐらい来たらもうええんちゃうやろか。結構納得できる
スケッチも描けた。これで帰ったら画に描く意欲がまんたんになった。
そろそろ帰ろう。
それで、同じ道をてくてく戻っていると向こうからバスがやってきた。
さっき村の入り口で待ってたやつに違いない。人が満タンに乗っている。

手を振ろかと思たけど恥ずかしいからやめた。


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ありがとうございました。