ラオス、ルアンパバーン遊-18、街に戻って昼飯を食う

往復4時間弱の旅だった。同じ道を同じだけ歩いて船着場まで戻ってきた。又、
渡し舟に乗って帰るのだ。
実は帰るときは別の舟に乗りたいなと思っていた。
いつも向こう側でメコンの流れを覗いていると、渡し舟に2種類あるのに気が
ついていた。一つはわしが乗ってきたフェリーみたいなやつだ。もう一つは、
細くて長い舟に人だけが乗っているやつだ。
「あれに乗ってみたい」とずっと思いながら見ていた。
こんなやつだ。

朝、こっちに来る時、最初はあの舟に乗ろうかと思ったが、ホテルで薦められ
たのはフェリーの方だったし、乗り場が違う。地元の人ばっかし狭くて長い舟
にそろそろ乗り込まなあかんので嫌がられるかも知れんなと思って無難な方に
したのだ。そやから帰りは様子を見て、問題なさそうやったら乗って行こうと
思ったら舟のあたりに人の気配が無い。もう昼ごはん時だ。この時間帯は渡る
人がいてへんのかもしれん。フェリー乗り場も人が少ないが、しばらくしたら
人が揃って、出発した。
同じコースを逆に行くのだ。値段も同じ。あたりまえだ。
帰りに気がついたが、舟の舳先に小さな祭壇がある。花と何かをお供えしてい
る。仏教の信仰なんやろか。河の精霊にお祀りしてるんやろか。
信仰の篤い国だ。

向こう岸についたら緊張が解けて腹が空いてきた。
どっかで飯を食おうと街の中をうろうろする。
観光客向けみたいなとこは行きたないし、ローカルご飯屋さんは麺が多いんで、
なんかご飯もんを食べたいし、えらい暑いんでクーラーがあるとこがええなあ。
大して贅沢な願いではないと思ってたら、そんなとこはなかなか見つからへん。
うろうろするばっかりでええかげん疲れてきた。しゃあないクーラーは諦めよ
う。要するに相当なレストランでもクーラーなんかつけてないのだ。
ちょっと薄暗くて、少しは涼しそうな店を見つけて入った。

何故か隣の美容室と続きになっているような店だ。とりあえずビアラオを頼ん
で飲んでいたら、天井の扇風機を回してくれた。少しは涼しくなるやろう。
この店はなぜかチャーハンばっかりのメニューやった。ご飯もんが食いたかっ
たんでまあちょうどええ。それで海鮮チャーハンだ。こんな山の中の街で海鮮
って何なんやろと思った。奥でおばちゃんが鍋を振って炒めてる音がする。

冷凍のエビやらイカやらが入ってるけどなかなかおいしい。魚醤風の調味料を
かけていただくとタイ風味になってけっこういけるのだ。
クーラーがないけど不思議と汗が引いてきた。米が軽いからええんやろなあ。
お腹も一杯になったし、昼からもがんばろう。


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