夜店の中へ中へと入っていくとどんどん明るくなって、店の様子が良く分かる。
お土産雑貨が多いが、さすが織物の国、赤い色の織物で出来た小物や鞄や敷物、
スカーフに肩掛け、これでもかと赤色がやたら押し寄せて来るかのようだ。
勿論赤だけやのうてカラフルな色をいろいろ織り込んでるんやけど、赤がやたら
迫力があるんでそう思ってしまう。
店番をしているのは女性が多い。小さな女の子を連れて店番している人もいるし、
赤ん坊を連れている人もいる。見ていてほほえましいが、男は何をしてるんやろ?
男女格差ってあるんやろなあ?
どうも21時くらいが閉店のめどのようだ。客が目に見えて少なくなっている。
夜店通りの横道にはところどころ食べもん屋台が並んでいてちょっと小腹が減っ
てきた。けど、疲れても来たんで、ホテルからここまで来るときに見たメコン河
の河岸にあるオープンエアの食いもん屋がまだ開いてたらあそこで一杯飲もうと
暗闇の中を引き返した。
幸い店はまだ開いている。客は誰もいない。
店はがらんとしてるがわりと清潔感がある。まあ大丈夫だろう。
とりあえず、「ビアラオ下さい」と頼んでおいて何を食うか考えよう。
ビアラオは飛行機でも試したのと同じ味だ。聞いたとおりなかなかおいしい。
アルコール度数もそれほど低くはなさそうだ。コクがあって味が濃い。
メニューを見てもようわからんので、来る前にタイ、ラオスをよく知ってる人に
聞いた情報を思い出しながら考える。ビールにソーセージは合いそうやなあ。
豚肉のソーセージだそうだ。中身がぎっしりとして味が濃い。
ビアラオも結構濃厚なので味が良く合う。
非常においしい。
店の中がほんのり明るいだけで、あたりは漆黒の闇だ。左手下の崖の下にはメコ
ン河が流れていて、その音がよく聞こえる。今は雨季やから空は晴れてはないん
だろう。星は見えない。
崖の下の河べりの舟に灯がともっている。何してんやろ?
ソーセージをちびちびと食べながらビールをぐびりと飲んで一日の終わりを締め
くくる。
旅の始まりとしてはなかなか言い出だしではないか。
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ありがとうございました。