がらがらの機内なのに隣に人が乗ってきた。どないやねんと思ってよう見たら
日本人若者やった。こんなとこで日本人と隣り合わせになるなんて面白ろいな
あと挨拶をした。お互いに一人旅やったから隣り合わせにされたんかもしれん。
短いフライトやけど心強い。
しばらくするときりっとした美人の客室乗務員が軽食を配ってきた。
心配いらんかったのだ。 飲み物はと聞かれたので迷わず、「ビアラオお願い
します」と力強く答えた。ビアラオはおいしいでと聞いていたのだ。
軽食はソーセージのサンドイッチだ。
付け合せの野菜も一緒にはさんで辛いソースも塗ってビアラオを飲みながら食
うと美味しい。
ラオスの旅が楽しみになってきた。
ゆっくり食っていると眼下に、と言っても通路側、よく見えないが、田畑が見
え、森林が見え、山が見える。そしてまた森林が見え、田畑が見えて着陸態勢
に入った。
夜のルアンパバーン空港は小さい。飛行機から直接地面に降りると、もう夜が
始まっていた。
そのまま地べたを前に進んでちょっとしたバスターミナル程度
に見える建物に向かう。
薄暗がりの中淡々と入国審査が終わった。今回は事前に予約しておいた迎えの
車があったが、そうでなければトゥクトゥクで街まで行くのだ。特に不安は無
いように思える。両替所は空港にあると聞いていたが見あたらなない。明日、
街ですることにしよう。それまでは1ドル札をそこそこ準備してある。
ホテルに着いたらもう20時を過ぎている。しかし、このまま寝るのは寂しい
やんか。まだナイトマーケットは開いてるやろか?
大体の場所を聞いて探検に出かけよう。
まず早朝マーケットの前を通る。当然ながら誰もいない。
その先にほの明るい場所が見える。あれかも知れん。
ちょっと道を外れると外は漆黒の闇だ。明るいところにいないとちょっと怖い。
幸い、ナイトマーケットはまだ開いていた。
入り口あたりで、「女、女・・」、「女はどやねん」とひそひそ声で話しかけ
てくる兄ちゃん達を無視して奥へ進む。
その先は道一杯に店を広げた巨大な夜店街が広がっていた。
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