ラオス、ルアンパバーン遊-26、夜市でソンタムを食う

さて何を食おうかと考えたが、知り合いに教えてもらったソンタムというやつ
をまだ試してない。非常に危険な食べ物だというから興味はあるが見て見てや
ばそうやったらやめとこうと思いつつ探していると屋台通りの端っこの方にあ
った。

「なるほどこんなやつか」、美人のおねえさんがやってるんでつい見とれてる
と、「食べるか?」と聞いてくる。こうなったら「うん」と言うしかない。
一番最初に唐辛子を入れる。「これでええか?」と見せるので、「もっと」と
合図する。「これくらいか」と入れ足すんで、「もうちょっと」と更に合図す
る。かなり入ったはずだがこうなったらしょうがない。

後は目の前にある、トマトやらたまねぎみたいなのやらばりっとした野菜のよ
なのやらいろんなものは既に洗ってあって(それが怖いんやけど)

それを切って唐辛子の入った擂り鉢に加える。そしてそれをつぶしながら混ぜ
るのだ。

そのあとパパイヤの実を細く削って麺みたいにしたやつを加える。よーく混ぜ
てこれで終わりかと言うとそうではなくて最後の仕上げに何やらあやしい汁を
加え入れるのだ。ナンプラーみたいなやつなんやろう。
教えてくれた知人の話では、この時の川蟹を発酵させたやつやら魚を発酵させ
たようなやつやらを入れるのが本格的な食べ方なんやそうだ。しかし殆どの日
本人はこれを食べたらお尻がえらいことになるのだそうだ。
こんなやつ。

えらい心配やけど、発酵したやつは入ってないから多分大丈夫やろう。
それでも一つおかずにあの大きな魚を焼いたやつを買って晩飯にした。

ソンタムはびりっと辛いあんだけ唐辛子を入れたんでこの強烈さは当たり前だ。
酸味もすごい。しかし野菜だけやからなかなかおいしい。ビールがいくらでも
飲めるようだ。魚も昼間食ったトムヤムフィッシュに入ってたやつと同じで淡
白でおいしい。焼いた方が実がしまっておいしいようだ。大きいから量はこれ
くらいで十分だ。

酸っぱい顔したり、辛-い顔したりして食べてたら中国語が聞こえた。「この
辺に座って食べよか」って言うてる。わしがいる席や。相席は嫌そうやったん
でちゃっちゃと食べて席を立った。中国の人たちやろか? 台湾の人たちやろ
か?

さてそれでは夜市をまた一回り。

お尻ほ方はどうかというと、一撃必殺のいうのはやって来いへんからまあ大丈夫
なんやろう。


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