杭州お絵かき勉強日記-112 西安、晩飯は羊焙り肉

今日一日いろいろあった。何がおこるかわからへんのは旅の常、それも又おもろい
事やと思う。しかしまあそんなこんなで画学生モードからすっかり旅人モードに切
り替わってしまった。今日は元気がでるようにおいしいものを食べに行こう。
西安といえばシルクロードの入り口、羊肉を串にさして焙る匂いに満ちている。
炭火でじゅうじゅう焼ける匂いを嗅いでいるとやっぱりあいつを食っておきたい。
さて、それを食いに行くに際して大きな問題がある。
一番の問題はそれがイスラム料理ということだ。杭州でもそうだったが、イスラム
の人は酒を飲まない。だからイスラム料理店では酒を出さないのだ。しかし、わし
らはとてもビールを飲みたい。冷たいやつだ。こんな暑い日に疲れて帰ったんやか
らがまんできへん。イスラムでない焙り肉屋、羊肉料理屋もないではないが、少な
いしおいしそうでない。イスラムやけど客にはビールくらい飲ましたろと言うゆる
い考えの店を探さないといけないのだ。
それで又例の小吃街を端から端まで探してみる。
鼓楼近くの観光小吃街のあたりは確かにビールくらいいくらでも飲ませてくれそう
だが、観光客がわいわいしててせわしないからやめとこう。
奥の薄暗いひっそりした通りはわしら好みの妖しいB級どころでええ感じやけど、
ここは酒を飲ませてくれないし、もし飲ませてくれたとしても冷たくないからあか
んしどないしょう困ったもんだ。
迷った挙句、妥協の産物で二つの道路の境目にある烤羊肉の店を試してみることに
した。玄関先で盛んに羊肉を焼く煙があがっている。

「冷たいビールある?」と聞くと、「あるよ」と言う。もうがまんできへん。
中に入ろう。

おばちゃんが注文をとりにきた。
まずは冷たいビールだ。ビールを飲みながらメニューを見る。
羊の串を頼んだら、おばちゃんが羊肉の塊の方がええと盛んに進める。高そうや
からいらんわと断るがよう通じへん。そのうち表へ見に来いと言う。羊肉の塊を
切り分けて、3人やからこれくらいでどやと言う。確かにうまそうだ。横に置い
てある串の肉とはえらい違いに見える。
これにするわ。
目の前で焼き始める。ええなあ。

その後は、野菜のショーケースのところにつれて行って、指差しながら、
「これとこれでええやろ」と言う。全然問題なし。
当然野菜が先に来る。軽く漬けたやつだ。しゃきしゃきでありながら酸味があっ
ておいしい。ビールのあてにとてもいい。

ここも人気店だ呼び込みのおっちゃんもうまい。どんどん客が入ってくる。
ビールを飲んでいると肉が焼けてきた。
ズーランのええ香りがする。肉は柔らかくてジューシーだ。とてもおいしい。
香料と唐辛子が利いて辛いがいい味だ。ビールに良く合う。

この肉と野菜だけで十分だ。お腹が一杯になった。
これで一人約60元、大散財かなあ?

帰りに白酒(バイヂュウ)とピーナツを買って部屋でもうちょっとぐだぐだし
よう。


より大きな地図で 西安小吃街 を表示 

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ありがとうございました。