杭州お絵かき勉強日記-101 天津、溥儀寓居

あのラストエンペラー愛新覚羅溥儀が紫禁城を出て上海などを転々として満州に移る前に
天津で暮らしていた事があるはずだ。それに皇后の婉容は天津出身やし天津とは関係が深
はずやと老朋友と話してたら、天津で仕事をしてたことのある友人が、溥儀さんの寓居み
たいなのがあるはずや。行った事あるでと教えてくれた。それは是非行ってみたい。しか
し場所や施設の名前がわからない。それで皇帝溥儀寓居、故居、記念館などの字をメモに
書いてタクシーの運転手に見せる。何台かは知らんと断られたが、わかったとうなずく人
もいてなんとなくそれらしいところに到着した。

「似てるけどちゃうなあ」と友達が言う。それらしい看板も無い。結局違うところやと判
明した。でも雰囲気がこんな感じの通りやし、通りの名前もこんなんやったからと友人が
言う。それで又、聞きまくりながらうろうろする。
どっかの役所の出先みたいな事務所に入りかけるとどっからかおっちゃんが出てきて、教
えてくれた。
「この道をまっすぐ行って二つ目の交差点の先の右側にあるよ」

やっと辿り着いたらチケット売り場に人がいない。
無理やり入ろうとしたら、係員みたいな人が来て止められた。昼休みで食事に行ってるか
ら帰るまで待てというのだ。
「わしら日本からわざわざ来たんやし、時間もあんまりないんで頼むわ」とお願いしたら、
「一応チケット代あずかっとくわ」と言って、その人がわしらを案内してくれた。
本当はほっといてくれた方がありがたかったけど、向こうにしたらわけわからんやつが何
かせんようにと監視の意味もあったんやと思う。

宮殿と言うわけにはいかんやろうけど落ち着いたいい雰囲気のある建物だ。
「静園」と言うそうだ。

あの広大な紫禁城で皇帝として暮らした男がこんなところで日本軍の世話になりながらも
まだまた皇帝になることを夢みてたんやろか。

婉容さんの部屋もある。

アヘンを吸って暮らしたいたと説明してくれた。アヘンと婉容はセットになっている。

こういう書斎があるとなかなかええなあと思う。

自分でこんな部屋を持てることはまあないやろけど。
ちょうど終わる頃、チケット売り場の人が帰って来た。そして同じ頃、日本人の20名以上
はいる団体が入ってきた。
日本人には人気の場所らしい。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。