杭州から日本に帰ると幻の泡盛、「泡波」が待っていた

杭州から日本に帰るとき楽しみが一つあった。幻の泡盛、「泡波」の一升瓶が買えたから
持って帰ってきたよという事であった。前に「泡波」の話を聞いてさっそく注文したら、
ミニボトルしか入手できないというのでミニボトルを買って飲んだことがある。確かに
おいしいことはおいしかったが、ちびちびとした感じで飲んだ気がしない。それが今度は
一升瓶で飲めるというのだ。うれしい。
たぶんめったに手に入らない幻の泡盛だ。
それなら酒のあてはトマトがいい。近所の農家の直売でものすごくおいしいトマトが食べ
られるのだ。他のとは全く違い味の濃いトマトなのだ。これも帰って食べる楽しみの一つ
であった。それとハムをフォッションの薄切りパンでサンドウィッチにして食べると実に
おいしいだろう。おいしく食べるためにはある程度空腹でないといけない。そのために、
夜便ではあったが帰りの機内では食事もアルコールも断ってコーヒだけで済ませた。

荷物をほどいて、風呂に入って、さて一杯やろう。

うん。やっぱりおいしい。

アルコール度数はそれほど高くない30度ほどやから、中国のバイヂュウみたいにどかんと
強烈にくるものはない。しかし、ずしりとした無色透明の存在感がある。
口に含んで香り立つとか喉の奥をころがすなにかとかそういう繊細とか、高級とかいうも
のではなくて、南国の島ののどかではあるが荒々しい何か、朴訥寡黙ではあるが豊穣でか
つ芯のある何か、そう言うものを感じさせる酒であった。

トマトも美味い。杭州でも毎日のようにトマトを食べていた。しかし、そういうものとは
全く違う食物を食っているかのようだ。
主張のある酒には主張のある食い物がよく似合う。

やっぱり日本ってええなあ。

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* 私のお酒ノート *
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名前 泡波
種類 蒸留酒。泡盛。
原料 米。
酒造会社 波照間酒造所
購入日時 2012年6月。
購入場所 沖縄市
生産時期 2012年。
生産場所 沖縄県八重山郡竹富町字波照間156番地。
アルコール度数 30度。
熟成年数 1年以内。
色 無色透明。
味 濃厚感、豊穣感がある。癖は感じられない。
香 特別な香りはしない。
感想 どっしりと存在感のある酒。南国の太陽の恵みを感じさせる。
あじあの恵みだ。

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ありがとうございました。