杭州お絵かき勉強日記-097 天津へ

遅い昼飯に意外と時間を食ってしまった。それでも列車の時間にはまだ時間がたっぷりあると
駅に向かった時は気持ちに余裕があった。ところが北京市内はえらい渋滞だ。じりじりじりじ
りと時間がかかる。大丈夫かなと思っているうちにやっと北京南駅に着いた。ところがここか
らが又大変だった。道路から駅ビルに入ると長い長いらせん状のアプローチをぐるっと回って
2階(3階?)の降車場までいかないといけない。それがまたどんづまりで動かない。ちびち
びと進む。もう車を降りて走ろうかと思う頃やっと着いた。急いでスーツケースを引きずりな
がら改札に向かう。改札ではチケットとパスポートの照合をしていた。ひーひー言いながら、
ホームに降りたら指定席の号車番号ははるか向こうのほうだ。又又荷物を引きずりながら走る。

トイレも我慢して汗まみれになってやっと坐った。と思ったらすぐに着いた。早いなあ40分
かからずに着いている。

天津の街は実に久しぶりだ。10年以上前に仕事で来た事がある。その後も1度通り過ぎるよう
に来た事があるくらいだ。最初に来た頃、ご飯を食べてお酒を飲んでタクシーに乗っていると
街中が煙っている。煙の中に古ぼけた街がうっすらと見えて自動車のヘッドライトだけが動い
ている。向こうから来た黒い車がギーっと停まって銃を持った黒い中国服の黒メガネの男が、
降りてきそうな感じの街だった。冬になるとどの家でも練炭を燃やすのでこんな煤がでるんや
と聞いたことがある。
今では嘘のような大都会だ。

でもノスタルジックな古い建物が混在して保存されているようでもある。
杭州でもあったけど超高級車が街中にごろごろしている。
えらい強烈なセンスやね。

ちょっと歩けばこんな露地があって、なつかしい。

こんなとこ大好き。

ホテルは今はやりのビジネスホテルのチェーン店だが、やはり古い建物が使われていてええ感
じだ。チェックインしたら晩飯、というにはちとお腹がパンパンすぎる。散歩でもしよう。
ないといけない

歩いて行けるところに有名なアスターホテル(利順徳大飯店)があった。
ここに来ると明治大正昭和の歴史が立ち上がる。「坂の上の雲」の世界だ。当時の有名人の
宿泊名簿がある。伊藤博文やらなんやら。

李鴻章が率いる清国北洋海軍の拠点が天津やからここでも存在感が大きい。

このホテル今でもそれほど高くない料金で泊まれるようだ。ちょっと綺麗にし過ぎの感はある
が一度泊まってみたい気もする。

外に出たらもう真っ暗。でも、明るい。けばい。

晩飯食いに行こう。

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ありがとうございました。