杭州お絵かき勉強日記-066 中国美術学院、卒業制作展を見た

ある日の夕方、学校の正門のあたりにえらく人が集っている。なんやろと思って見に行ったけど
わからへん。新たに警備員まで動員されて集った若い人たちを中にいれまいとしている。「なんやろ?」
正門の脇の門もおなじだ。もしかしたら明日から卒業制作展があると聞いたからそれに関するイベント
かも知れんと思ったが結局わからずじまいだ。何をやっても人を集めると言うこの学校の人気はすごい
ものだ。

正門前にはバスまでお化粧して置いてある。

翌日は開幕式みたいだ。教室から見ているとセレモニーが始まって沢山の来賓が挨拶するようだが、招待
されたわけではないので詳細はわからない。

その日から学校が解放されて、学内のあちこちが展示会場になっていて若い人たちが沢山出入りしている。
やっぱり人気やね。あこがれなんやろかね。
メインの開場になっている学院の美術館の入り口はこんな感じだ。

美術学校らしい趣向やね。
それで勿論、国画の作品を見に行く。
すばらしい作品が沢山展示されている。

さすが、水墨画の国だ。

書もすごい。もちろん書は本家本元だ。

おおよそのところは見て回った。
この国一番の芸術の学校というだけのことはある。見なかったが、油絵や、彫刻もすばらしかったのだろう。

それで感想はというと、何か物足りない。おもろないのだ。
最先端の若者らしい、ぶっとんだ感覚の作品が見られない。
すごいなあ、こんな見方、考え方もあったのかと衝撃を受けるようなエネルギーの発信が感じられない。
私が鈍すぎるせいかもしれないなあ。
でも行儀よすぎる気がしてならない。伝統が重過ぎるんかなあ。いろいろ制約があるんやろなあ。

話は変わるが、あさ散歩してたら、こんな光景が。
体操や、ダンスだけではあきたらずに、とうとうカラオケまで登場だ。
PAの持ち運びセットと楽団までいる。こんなん好きやなあ。

気持ちよさそうに歌ってる。自由自在、なんでもあり、おのれ一人あるのみの国ではないか。
展覧会でももっとすごい、あっとおどろくような発想に出会いたかったなあ。
後日見てると、優秀作品の名前が学外に掲示されていた。

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ありがとうございました。