杭州お絵かき勉強日記-062 いま習っていること

こちらに来て、最初の1ヶ月半ほどは山水画を習っていた。いろんな意味で勉強にはなったが、結構
又別の意味で疲れる期間でもあった。それが終わって、次の1ヶ月は工筆というジャンルに入る技術
を習っている。それはどんなんかと言うと、簡単に言えば、花鳥画の一種だ。それを細かい細かい筆
で描いていくのだ。
まるで、昔の時代、四条派の工房に弟子入りして、下絵の見本の練習をやらされてるみたいで何とな
く気持ちがいい。
最初は花の画を描く練習だ。
まず輪郭や主要な線を細い筆で描く。白描の見本に白い紙をのせてなぞるのだ。これが一番の問題だ。
筆を立てて細い鋭い線を描かないといけない。
ただ一定の細い鋭い線を描けばいいだけではない。線には起承転結がある。打ち込んで滑らせて、流麗に
流して止めないといけない。字を書くのと同じなんやなと思った。老師は一本の線で、花や木、山や岩の
質感を表さなければいけないという。そんなんいつになったらできるんやろ。
日本画で言え骨描きみたいなもんかな。まずそれを一生懸命やる。花と葉っぱは違うのだ。
わかってるけどうまいこといかん。
それがおわると、花に色を塗らせてくれる。
白一色だ。
筆を2本持つ。絵の具をつけた一本で塗って、水をつけた一本で延ばして微妙なグラデエーションをつけ
ていく。それを何度も何度も丁寧に繰り返していくのだ。
たかが白というなかれ、老師がやると花が命を得たようにみずみずしく見えるのだ。
丁寧に塗り重ねることによって深みや立体感が出てくるようなのだ。

次は葉っぱ。これも難しい、水線と言って、葉脈の間に水が流れるような隙間をつくらないと自然らしく
見えないのだ。線と同じように、丁寧にしかもすばやく、適切に色をつけていかないといけない。
そんなんできへんわとすぐに思うが、根気良くあきらめずにがんばらないといけない。
そうはするもののいつまでたっても上手にならへん。

それで毎日宿題がでる。時には、4時、5時までかかるのは当たり前だ。

花が一応終わると、と言ってもマスターしたわけではない。そればっかりやってると時間が足りないからだ
が、蝶々とバッタが入った花鳥画だ。北京の故宮博物館にあるという有名な画の模写をやるのだ。
最初は蝶々。
この色塗りが大変だ。真っ黒な揚羽蝶といっても黒には様々な変化がある。それを墨の筆と水の筆で何度も
塗り重ねながら作り上げていくのだ。
色が着いた蝶も又大変。老師はいくつかの絵の具をさささっと混ぜて色を作っていく。じっと見てるようでも
全部は覚えられへんときもある。これまた、丁寧にしかもすばやく、色を塗り重ねて綺麗な蝶々の羽を作り
あげるのだ。
私が見よう見真似でやると、何べんやってもべちゃべちゃになるだけだ。
それで宿題だ。6時、7時になっても終わらへん。土日にも宿題がでる。土日は教室のエアコンが効かない。
発狂寸前で宿題を仕上げる。

それでも何日かやるとなんとか慣れてきた。恐ろしいものだ。

この画が完成するのはいつのことやら。
こういう画を描くのを習うのが本来の目的というわけではないが、線の描きかた、色や絵の具の使い方など
学ぶべきことは非常に多い。自分にとっての何かを見つけて帰れるような気が少しはしてきた。
うれしい。
最近やっとちょっとましになってきたかな。

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ありがとうございました