杭州お絵かき勉強日記-058 通りすがりのワンタン屋

市場やコンビや近くにカルフールがあるあたりは日々の暮らしの買い物でよく通るところだが、 恵民路というのもわりと頻繁に通る道だ。 何故かというと、その先に文体市場といって、前にも紹介したが文房四方の商店街があるからなのだ。 ここへ、今度は細かい画を描くから小さく鋭い筆がいるぞとか、色を塗るから絵の具の筆が必要だとか、 滲む紙が要る、滲まない紙が要るなど、授業の内容に従っていろんな道具が必要になる。その都度、 まとめて買おうにも先の事はわからないから、ちびちびと買いに行くことになる。 それはそれでいろいろ勉強にもなるし、経験にもなるから問題はない。 その通り道に食堂屋さんが集まった一帯があって、いろいろと気になる店が多い。 横目で見ながら次は此処に来て見ようとか物色するのも楽しいもので、前に紹介した通りすがりの 麵屋さんも桂林の米線屋さんもこのあたりだ。次に気になったのはワンタン屋さんだ。 見かけはちょっと小汚いが結構いつもお客さんが多い。 店の名前は「李記」と書いてある。台湾系かな? 何の根拠もないけどちらっとそう思った。

今日は思い切って店に入る。やっぱり満員だ。席がないしどうしようと思っていたら、後から入って 来た人がさっさと先にお金を払って、奥の階段を上がっていった。 何や2階があるやんかと安心して、「韮の餛飩(ワンタン)下さい」と頼んだ。 7元だ。安い。 私もお金を払うがこの店はチケットをくれない。 2階に上がると、結構広い。大テーブルは合席にちょうどいい。そこの端に座らせてもらった。 座ったもののチケットがないからほんまにわたしのところ餛飩(ワンタン)が届くのかとても心配だ。 右となりの人のが来た。 チンジャオロースーみたいなのが上にかかった丼だ。おいしそう。でもご飯が多い。 その向かいの人のも来た。やっぱり丼だ。丼ものもおいしそうやな。 私の向かいの女性は、一生懸命携帯電話を見ながら何か麵を食っている。行儀わるいぞ。口には出さんが そう思う。 この店も一品ものはなくて、餛飩(ワンタン)と麵と丼ものだ。いわゆるご飯屋さんやね。 かなり待って、またもや心配になった頃、餛飩(ワンタン)が3つ運ばれてきた。 私の斜め前の二人組みのが2つ。かなり淡白な色をしている。いったい何が入ってるんやろ。 残りの1つが私のだった。よかったよかった。やっと来た。

まず一口、スープは海苔もはいって、あっさり味だ。でも薄くはなくておいしい。 餛飩(ワンタン)も餡は韮と肉がはいっていてしっかりした味だ。皮もおいしい。ぷるんぷるんして 食感もいい。 なかなかええ店やんか、又来よう。

あじあんじゃんくしょん
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