杭州お絵かき勉強日記-057 西湖の遊覧船に乗った

こちらにきてもう大分になるが、まだ遊覧船に乗った事がない。 毎日散歩していると、遊覧船を良く見かける、開業にはまだ早いから準備しているのだ。 「何時からはじまるの?」って聞いたことがある。「8時20分からよ」って教えてくれた。 聞くくらいだから興味はある。一度乗って見たいと思っていた。遊覧船をバスと例えたら、タクシー みたいな4人のりの舟もある。これは個人営業だから早くからやっている。 しかし、遊覧船はバスのように一人いくらだ。正確に言うと一人45元だ。4人乗りの舟は 80元と書いてある。どうも1舟80元らしい。遊覧するコースが違うからどっちがどうとは言えない が、複数人で乗るときに4人乗りにのったほうがよさそうだ。 それで、勇気も元気も必要ないので、ある日、遊覧船に乗ることにした。 遊覧船は西湖の周囲の数箇所から出でいる。どの船も一旦、西湖の真ん中近くにある「三潭印月」の島に 渡る。島を観光したら、帰りはどこへ買える船に乗ってもいい。どのコースをとっても値段は同じだ。 そういう事なら一番長い距離を走って景色もよさそうなところから乗ろうとせこく考えた。北の方の東坡路 に近い乗り場がいいだろう少し歩くがいつも散歩コースでよくい知っている。 さてチケットを買って指差された船に乗り込む。もうすでに何組か乗客が乗っているが窓側の席はまだ 両側とも空きがある。さて、どちらにしよう。いつもは東側の湖岸から船や対岸を見ているから、同じ方向 を見てもおもしろくない。やっぱり湖岸を眺める側にしよう。 時間が来るのを待っているのか、席が満タンになるのを待っているのかなかなか発車しない。油断してたら トイレに行きたくなってきたがいまさら遅い。がまんしよう。今日は良い天気で日差しがまぶしい。 結局席がほぼ満タンになった。後から来た人は通路側でもしょうがない。もう出ようともやいを解いて岸を 離れかけたら、一人の老人は急いでやってきた。船は少し戻ってのせている。こんなあぶないやり方考えら れないが、親切ということでもあるのだろう。

船はすべるように湖上を走っていく。船上から見る景色もまた別の趣がある。

と思って乗ったのだがそれほど格別でもない。いつも歩いていた道が柳の中に埋もれている。 日差しがきつくて外がまぶしい。

20分程で「三潭印月」の島の西側に到着した。

おりたとたんに先に進めないほどの人がいる。ガイドが止って説明するから道がふさがっているのだ。 島をぐるりと一周しておしまいにしようと思ったが、時間はいくらでもある。とりあえず真ん中を突っ切って みよう。なぜかと言うとトイレに行きたいのだ。

中心部には池がある。湖の中に島があってその中に池があって、その中に又、島みたいに阿亭をしつらえるという 凝った趣向ではあるが、月下ならともかく、あかるい太陽のしたで人の波にもまれながらでは味気ないといっても それはそうなんやからしかたがない。 突き抜けて東岸にでて左に曲がる。対岸はいつも散歩している「柳浪聞鶯」のあたりだ。 周回道路を団体さんの後ろについてゆっくりと左回りに南の方にいく。 手前には「三潭印月」の灯篭が3つ湖の中から突き出ている。 日が落ちて月夜の綺麗な夜に、これに日をともして月影をみるのが「三潭印月」なのだそうだ。

李白に、「月下独酌」というのがあった。月と私と私の影と三人で酒を飲むというやつだったかな? 深夜に一人舟を漕いでここまできて、お月さんにぶつぶついいながら酒を飲むとええかもしれん。 向こう側に「雷峰夕照」の雷峰塔が見えた

帰りは一番学校に近い、「柳浪聞鶯」目指して最短コースで帰る。 後で聞いた話だが、この船にも老人票があったそうだ。しまった。

あじあんじゃんくしょん
ブログランキングに参加しています。 もしよかったらポチンとお願い致します。 ありがとうございました。