例によって街をうろうろしている。時々犬も歩けば棒にあたる。
今回は、30分ほど歩いて本屋に行った時、解放路という大通りの向こう側に麵屋さんがあって人だかりが
している。丁度昼時だ。「老陜西面館」と言う看板があがっているから西安あたりの風味の麵屋さんみたいだ。
「おいしそう」
それで入ってみた。一旦席にすわったが、注文を聞きにくるどころではない。大混雑だ。沸き立っている。
見ると奥のレジに行って注文しているみたいだ。しょうがない席を立って買いに行こう。
とその間にもう席はなくなった。
「何にしよう」と考える暇もない慌しさだ。前の人が叫んでる名前が、メニューの上の方にある。
人気のメニューやなと直感した。
「老板娘油発面というの下さい」
「太いの、細いの?」、迷ったらおこられそう。「細いの」
「○○△・・・は?」、わからんから、「いらん」、これが大間違い。
要するに、店主のおばちゃん特性の油発麵というわけらしいが、それが何かは食べるときのお楽しみだ。
レシートを貰って席を探すと、女学生さんらしい3人組みの1つが空いていた。
「いいですか?」と言うと、「うん」と言ってくれたので座る。
それからも出る人、入る人でごったがえしているなかを、時々注文の麵が運ばれてくる。
結構遅い。
学生風も多いし、家族連れも多いし、友達、なんかわからん、いろんな人がいる。
殆どが麵を食っている。辛そうだ。見るからに赤い。
麵のおかずに春雨みたいなのを食っている人もいる。ようわからん。これも真っ赤だ。
料理ができたらおばちゃんが、「○○・・だよ」って叫ぶ。そしたら手を上げるのだ。こんなんで順番
大丈夫かな? ところでわたしのは何やった? あわててレシートを見直す。
よく見たら、「不辣」って書いてある。えらいこっちゃ、辛くないやんか。失敗した。
おばちゃんが何か言ったとき、「他に注文は?」という意味にきこえたが、辛いか辛くないかも聞いとったんや。
まあしゃあない。
やっときた。
確かに赤くない。
一口たべたら、めっちゃうまい。汁はないのに、おつゆがふんだんにある感じがする。
肉も何にも入ってなくて、ねぎのような香りの強い野菜だけやのににんにくの香りと混ざり合ってめちゃくちゃおいしい。
麵もものすごく存在感がある。太い麵やともっとおいしいやろなあ。
このシンプルさが絶妙やなあ。
これは辛いので食べたいなあと思い、「すみません、それいいですか?」とよこにある辛いタレをとってもらった。
それでたっぷりかけて食べると更においしい。ぱくぱくぱくぱく食ってしまう。
隣の女の子達が変な顔をしてる。辛いタレかけるくらいなら最初から辛いの頼めばいいのにと言ってるようだ。
そやねん。わしもそうおもう。
次から絶対そうするがな。
も一回来て、今度は太い麵の辛いのを絶対食うぞ。
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ありがとうございました。