杭州お絵かき勉強日記-050 南宋官窯博物館へ行く

実はこのバスは来た方角とは違う方に行くのだ。地図を見ていたら、西湖の南の方に南宋官窯博物館と言う
のがある。南宋は龍泉窯の本場やし、陶磁器に凝った国柄やと思うからいいものが見られるはずだ。
歩いて行くにはちと通そうなのでいつかバスで行ってやろうと思っていた。ところが、前にも言ったように
土日になると一方通行になる道路がある。学校からバスを乗り継いで行こうとするとそこを通らないといけない
のだ。こりゃあ何かエエ方法見つけないと行かれへんと思っていた。
今回、龍井村に行こうと調べていたらそこを通る路線に南宋官窯博物館に行くやつがある。
帰りにそのバスにのればええやんかと言うことがわかった。

バスを降りたら雨が振ってきた。傘を出してもいいが、もうちょっとで建物の中に入れる。
チケットを買おうとしたら、今日は無料ですよと言われた。ありがたい。
祝日は無料というのがよくあるのだ。
ここは館が分散してるのでそっちから順番にと言われたほうに向かう。まずトイレに行きたい。年をとると
トイレが近い。
館の入り口でトイレの場所を聞くと、警備員が親切に案内してくれた。戻ってきて、有難うと言うとにっこり
笑って、どっから来たんやと言う。日本やというとそうかと又笑う。これだけのことやけど気持ちがいい。
茶あ飲まへんかとつきまとわれてきただけによけいすっとした。

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さて、ここは、南宋官窯の名品を集めたというよりは、官窯窯跡を発見したからそこで出土したものを展示
しているというのがメインになっているようだ。
だから殆どが割れたり欠けたりしているか、あるいはそれをつぎはぎしたものだ。

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いいものが沢山ある。

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素人だから目利きはできないがすぐれものは多いと思う。

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どこを掘ってもお宝がざくざく出てくる国なのだ。

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それにしても静かだ。殆ど来館者がいない。喋り声もひそひそだ。

一番興味を引いたのは、ベトナムなど東南アジアの焼き物が沢山あったことだ。
あの当時、海洋貿易が盛んに行われたという跡がしのばれる。

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そういえば、今年の大河ドラマは平清盛の話だ。南宋と貿易して巨大な富と力を得たのだ。
残念ながら、その当時はここまで流れてくるほどの陶磁器の技術がなかったのだろう。
そう思うと、ベトナムの焼き物なんかはすごいではないか。

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幾つかの館を大体見終わった。実際の窯跡と言っても登り窯の斜面のつちくれがあるだけだ。

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脇のほうに、別の建物があって、子供達向けの陶芸教室をやっていた。
楽しいね。

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ありがとうございました。