昔は甘いものは苦手やったが最近は何でも食う。
ご飯食べた後、甘いモノを食って満腹信号を脳に送ってやらないとついなんぼでも
食ってしまうと言う事を聞いてから甘いものも食うようになった気がする。
そう言えば、亡くなった父親も年とってからは、まんじゅうや果物を肴に酒を飲んでいた。
その頃はけったいな人やなあと思ってたが、結局は同じ領域に入って来たという事だ。
それはさておき、今日は住吉の方のある洋食屋に行って、えらい期待外れやった。
「何か口なおしでもせんと気いおさまれへんなあ」というような気分であった。
そこで家人が、「かん袋に行きたい」というからわしも行くということになったのだ。
阪堺線の宿院の駅を通りすぎてまだ南に進む。寺地町の駅に来たがここで曲がったら
店の前は一方通行の道路だから辿りつかない。
もう少し先に進む。と左手に大きな駐車場が見えた。
ここに入れたら一本東の道路を南に向いたら直ぐに店が見える。
久しぶりだ。「ずっと前はこんな大きな駐車場なかった」
いつ来ても超満員だったが、最近はどやろか?
平日やからいくらなんでも少ないやろと思ったとおりではあったが、それでも
ガラガラということはない。席はほぼ埋まっている。
札を貰って席に座って待っている間にも次々に客が入ってくる。
不思議に思うのは、男性同士の連れの客も結構多いと言う事だ。
レストランだったら珍しくもない当たり前の景色だが、ここにはくるみ餅しかない。
むかし、難波に、「インナートリップ」って言う有名なケーキ屋さんがあって、
そこは確か男性だけでは入れないというルールがあって、家人と一緒に入っても
そわそわ落ち着けなかった記憶がある。
「やっぱり甘いモン屋に男は来るもんちゃうわ」と思ってた。
しかし、今やうまいもんなら敷居はないのか、あるいは、それほどここの「くるみ餅」が
うまいんか、どっちかやなと変に感心した。
たかが、「くるみ餅」、よそうだけやんかと思いながらも、それなりに時間がかかって
やってきた。
たったこれだけのモンやのにねえ。なぜかおいしい。
やっぱり美味しい。
いったん、「素朴やなあ」と思わせる甘みが口に入ったあと、濃厚なやつが追い掛けて来る。
かなり濃厚な甘さが結構口の中に残るが、そういいながらもくどくはない。
餅の食感もあわさって口の中が良い感じにほどけていく。
代々続く昔ながらのお店というのは、その雰囲気に味があって、それに浸りにいくというだけ
で十分な場合も多いが、この店は、美味しさでこんなに人を惹きつけているのだ。
伝統の力恐るべしである。
おいしくなかった牡蠣フライの口直しにはちょうどよかった。
店名 「かん袋」
ジャンル くるみ餅
住所 堺市堺区新在家町東1-2-1
電話 072-233-1218
営業時間 10:00~17:00(売切次第終了)
定休日 火・水曜
メニュー あったかな?
言語 日本語
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ありがとうございました。