恐るべし、大阪のおはぎ屋さん、日本橋の「玉製屋」。

恐るべし、大阪のおはぎ屋さん、日本橋の「玉製屋」。

やっぱりなあ。この日は、最初から並ぶ気まんまんでやってきた。ネットのどんな
情報を見ても、このお店は開店前から大行列という話だった。
これは、うまい方法なんかないやろ、とにかく並ぶしかない。
14時販売開始。事前の行列必至。
大阪、日本橋にあるおはぎの老舗「玉製屋」さん。
てなことでお店に向かう。
開店20分前。遠目にも行列が見える。
やっぱりなあ。おっと、わしよりさきに1名列につこうとしてる。
急がなあかん。てなことで勝てるはずがない。その方の後ろに到着。おかげで
きちんと行列人数を数える暇がなかった。遠見の目視でざくっと見ると24、5名くらいかな?
本を読みながらじっくり待つ。わしの後ろにもジリジリと人が増えていく。
ほとんどの人がスマホを見ながら時間を潰してる。今は平日の真っ昼間、並んでるんは
爺さん婆さんばっかり、と思いきや、わかいカップルがとても多い。
単独並びの人も若い。道ゆく人は、不思議そうに行列を見て行く。その先には小さな
店舗があるだけ。ただただ静かに待ってはる。
瞬間、人の動きがあった。ようやく、開店の時間となった。店員らしき人がでてきて
暖簾を上げてはる。ようやく始まるのだ。
少し人が動く。すぐに停まる。

ほんの少しずつ人が動く。すぐに停まる。
待つ事、1時間ほど、やっと順番がきた。

ちなみにお店では写真撮影は禁止なのだ。

一組ずつ、注文を聞かれる。目の前におはぎの見本がある。こし餡のやつと
粒あんのやつとキナ粉のやつから選ぶ。6個入りとか8個入りとかだ。
混ぜませでもいいみたいやけど、箱によって制限があるみたい。
わしは8個入りの箱で、4個ずつ2種類にした。
キナ粉のやつとこし餡のやつだ。キナ粉のやつは今日中に食べないとあかんのですけど
大丈夫ですかと念をおされる。
注文が奥に伝えられて、わしはできるのを待つ。
待つのは二組だけ。中に入るのは二人だけ。コロナ対策のためだろう。
なるほど、注文聞いてつくるんやったら時間がかかるはず。相当なこだわりようだ。
では、そのこだわりのやつをいただこう。

帰ってから、日が変わらないうちにキナ粉のやつをいただく。
すごくナチュラルな味だ。すっと入って行く。

いきなり美味さとか香りとか印象的なモノが口に入ってくるんではなくて、
懐かしいような自然な味わいがふわりと広がる。
餅も優しく柔らかいかみごたえ。
それでいて、ええもん食ってるなあっていう満足感がある。
何がそうさせるのかわしの素人感覚では説明できへんけどとにかく美味しい。
翌日にはこし餡のやつもいただいた。
これもまたとても美味しい。
あくまでも派手さはなく地味な美味しさながら丁寧な仕上がりに舌触りが
とても良い。お餅もすなおな噛み心地、とても良い。
いいものをいただいた。

実は、買ったあと、何軒か買い物に行ったら。
「よう並びましたなあ」とか「いいの買いましたね」とか
「ここ行きたいんですわ」とかいろいろ声をかけられて、結構、「えへん」の
気分にさせていただいた。とても嬉しい。
並ぶのはつらいけど、ときどき来たくなるやろなあというお店。
並ぶのはつらいけど、ときどき来たくなるやろなあというお店。
ご馳走さんでした。

店名 「玉製屋」
ジャンル 和菓子
住所 大阪市中央区千日前1−4−4
電話 06-6213-2374
営業時間 14:00-売り切れまで
定休日 木曜・日曜・祝日(彼岸・お盆期間中は営業)
メニュー 現物
言語 日本語

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ありがとうございました。

玉製家和菓子 / 日本橋駅近鉄日本橋駅難波駅(南海)

テイクアウト総合点★★★☆☆ 3.8