白川郷、雪めぐりー01、雪国へ

昨年末、一番押し詰まったころ、雪景色のスケッチに行きたいなと友人を無理やり誘って、
白川郷に行った。
調べて見ると、意外と簡単に行けると言う事が分かった。
大阪からサンダーバードに乗ると約2時間半で金沢駅に着く。
金沢駅から高速バスに乗って、約1時間半でもう白川郷に着いてしまうのだ。
半日あれば、雪に埋もれた秘境に行ってしまえる。
それでは、朝8:40の列車で大阪駅から出発だ。多分、殆どの会社の仕事納めの次の日、
帰省客であろう人達で満員だ。家族揃ってお祖父ちゃんお婆ちゃんの待つ故郷へ帰る人達、
ご夫婦で父母に会いに行く人達、恋人を故郷に連れて行く人達、いろいろいてるだろうが、
わしらのようなわけのわからん旅をしている人はあまりいないだろう。邪魔かもしれんが
ごめんなさい。
列車の中はヌクヌクなのでダウンジャケットを脱いでゆったりしていたらいつの間にか
寝てしまっていた。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった・・」と言うのがこういう時のステレオタイプな
言い方だ。「鉄道大バザール」という本を書いた旅行の名人ポール・セルーでもアメリカ人の
癖にこう言っている。それほど有名な決まり文句なのだ。私が使っても全然問題ない。
しかし、実際はトンネルに入る前から雪国であった。
「湖北のあたりやろか?、福井はまだやけど」
私は雪景色が好きだ。南国、和歌山の生まれだから殆ど雪は見ないで育っている。
だからたまに雪が降ったら妙に嬉しかった。普通の子はそんなもんだ。
大人になってからは、スキーに良く行った。一向に上達しないが雪景色を見に行ったような
ものだ。
窓の外は、近くの田畑も、家々も雪を被って真っ白だ。遠くの山も白い。
「夜の底が白くなった」こんな難しい言い方をしなくても、昼間には底がない。渺茫があるだけだ。

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さて、簡単に金沢に着いた。

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時間があるから昼飯でも食おう。
予約してあったバスのチケットを手に入れ、飯を食う。
この時期さすがに観光客は少ないのか半分以下の入り、若干の遅れでバスが出る。

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駅前広場をまわり、郊外に出たかなと思った頃、いきなり高速道路に入り、暫く走るともう雪だ。
「おう雪や、雪や」列車から見るよりもっともっと雪がある。

あたりまえだが嬉しい。

そして段々と山間部へ。積雪も本格的だ。いよいよ積雪数十センチの世界だ。

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粉雪が舞う中を到着した。
寒い。

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ありがとうございました。