上海ぶらりー13、西塘に行くーその4

まだまだお腹が一杯で体が重い。ぼちぼちと歩いていくと大体行き止まり迄来た。
振り返ると、さっきの橋が遠くに見える。

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ここが前回は入ってきたところだった。
この景色はっきりと覚えている。前は、春過ぎだったので柳がもっと青々として
緑がしたたりそうであった。

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「江南を憶う」という白居易の詩がある。
江南や好し。
風景は舊(もと)曽て諳(そら)んず。
日出づれば江花紅きこと火に勝り、
春来らば江水綠(あお)きこと藍の如し。
能く江南を憶はざらんや!

憶江南 白居易

江南好,
風景舊曾諳。
日出江花紅勝火,
春來江水綠如藍。
能不憶江南!

この詩を紹介した中国の漢詩の本の挿はまさにここの景色だった。
昔からええとこなんやわ!

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ここのいいのは確かに観光化はされてきているが、普通の生活の中にあるというところだ。
確かにどこの古鎮にも普通の生活はあるが、現実の生活との折れ会いは難しいらしく、
実際は造り直して古びさせているだけのとこばっかりというところも多い。
勿論ここもそういう傾向にはあるのはしかたないけど、やっぱり、詩に謳われるような
「江南好」の空気は残していって欲しいものだ。
通りすがりの人間のわがままかもしれないけど。

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この景色を掛け軸サイズの画にしてみたいものだ。
さてどう描こう。

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ありがとうございました。