和歌山遊、雨の中の粉河の町

今回のイベントの場所を提供している人の家は、粉河の駅から粉河寺に至る参道の
途中から根来寺にむかって昔の街道があるそうで、その途中にある。
昔の街道というだけあって、このあたりには古い家並みが多い。
「粉河にもええとこあるやん」と思った。多分戦災にあってなくて古い家並みが残ったのだ。
万葉の昔から旅人が行き交っていた地だからこういう雰囲気が残っていても不思議はないのだ。
傘をさしたおばあさんが横の路地から出てきて、昔からある酒屋や肥料屋の前の石畳をすいすい
と歩いている。
このあたりにはよぼよぼした人はいないのだ。

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しっくいの壁や板壁と瓦の屋根が小雨の中で良い感じだ。
遠くの山は、雨があがりかけて、麓から霧が立ち上がって上に向かって流れている。
画にしたいような景色だ。

さて、このまま真っ直ぐ行くと、粉河駅から粉河寺に向かう参道と交差する。
始めは普通の民家だったり、食堂だったり、文房具屋さんだったりと生活の道路の様子が
強いが、寺に近づくにつれてお土産屋が増えてくる。
「何かおもろいもんないかな?」と思って見るが、格別気になるモノはなさそうだ。
人のパワーはすごいが、おみやげのパワーはあまりすごくない。
信号を渡ってもうちょっと寺に近づく。
饅頭屋さんがあった。
「おいしそう」何となく素朴な味がするぞという雰囲気が漂っている。
一種類だけ110円のがある。「これだけ何で10円高いん?」と聞いたら、
「この餡だけ自分とこで作られへんから買うてくるんや」と言う話だ。
「他のは皆わしが作ったんや」と言うから
「ほな、100円のやつちょうだい」という事で、粒餡のと濾し餡のを一つずつ買って
分けて食べた。

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「おいしい」やっぱり素朴な甘さがしつこくなくて丁度いい。
皮もしっとりしていて口あたりがいい。
「どっちがおいしい?」、「粒餡かなあ」
こういうところでちょっと買って食べるのがおいしいのだ。

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ありがとうございました。