ずっと同じ姿勢で座ってると足が疲れてくる。顔は進行方向を向いてるけど、
足と体は横横になってるから自然と体が捩れていて若干無理をしてるから、
その格好をつづけるのも肩が凝る。歳をとると堪え性がないのだ。一つの舟に
大体8人くらいが乗れるよう席を作ってあって、人が多いと進行方向を向いて2
列に座ったほうが乗り易いが足が伸ばせず窮屈だ。此の舟は人数が少ないから
互い違いに横を向いて乗ってるから足が伸ばせてる。客のところだけ屋根が付
いていて雨が降っても大丈夫だ。
「あれは○○橋、こっちは△△橋」と言いながら、道路と交差していく。さっ
き歩いて来た道が見える。1時間ほど前はあそこからこっちを見ていたのだ。
今はこっちからあっちを見てるけど誰も居いへん。
視点が変わると、同じところでも又違った味がある。
ヨシとヨシの間から音もなく広い池に出た。
遠くに安土城跡とその後ろの山が見える。
水郷の風景は水に映った景色がまた綺麗だ。
向こう岸に近づくと、白鷺や青鷺が休んでいた。
白鷺や青鷺は家の近所にもよくいるのですぐに分かる。このへんから舟は方向
を変えて帰りに向かう。今までは殆ど航路の左側を見ていたが今度は反対側を
見て帰る。
時々、他の遊覧船とすれ違う。
知り合いでもないのに必ず手をふって挨拶するのが面白い。
わしもおずおず手を振った。
舟は右側通行のようだ。向こうから来る舟はかならず左側を通り抜けていく。
時々大型の舟が来る。こっちはエンジン付だ。早いけど味気ない。帰りも殆ど
同じコースだ。時々現れる別の水路は浅いから通れないのだそうだ。
「琵琶湖の水位が上がったら行けるんやけどね」と船頭さんが嘆いてた。
1時間ほどの舟旅であったけど違う時間の流れの中にいたような感覚がまだ残っ
ている。
そのままバス停に向かった。バスは14:31.えらい便利だ。
新快速は15:09.大阪には16:13。えらい便利だ。
近江八幡水郷の話はこれでおしまい。
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ありがとうございました。