杭州雑感ー15、盲人マッサージは良く利くのだ

今回もいろいろあって、あちこち1人で或いは友達とうろうろする機会が多かった
わりにはお楽しみは全くなかった。勉強に来たのだから当たり前だ。
しかし、結構肩が凝っている。
一本歯の下駄も持ってきてないから腰もじわっとやばくなりかけている。
「マッサージでも行くか」と思いついた。
「マッサージってあったかなあ」と考える。
確か1人で歩いていた時に、「足浴・・・」と書いた看板と、「盲人按摩・・」と
書いた看板がちらりと頭の隅に残っていた。
「どっち行こ?」と考える。
お姐ちゃんにやさしく揉みほぐしてもらうのもいいけど、いやむしろそうして貰い
たい気持ちは山ほどあるけど、時として余計なサービスをおしつけるばっかり
だったりするし、今回はしっかり凝りをほぐしてもらいたいから盲人按摩の方に
することにした。

anma111023

入り口はガラス張りで、外からベッドが並んでいるのが見える。
清潔そうだし、きちんとしたマッサージ店のようだ。
「満員かな?」と思ったが、ちょうど1名終わって帰るところだった。
「いいですか?」と聞くと、うんと首を縦に振る。
「全身按摩で60分お願いします」と頼む。これで60元だからかなり安い。
マッサージ師は女性だった。が、やさしく揉みほぐして・・・・どころではない。
グイッ、ウンッ、ガッ、・・・えらい力強い。
「どうですか?」
「ちょうどいいです」別に見栄をはる必要はないのにちょっと我慢してみる。
我慢するくらいの方があとでよく利いてくるからだ。
「どの辺が悪いの?」と聞くから、「この辺やねん」とうつ伏せになったまま
肩のあたりを指さす。
見えたかどうかわからんけど、首から肩にかけて重点的に揉んでくれる。
「グリグリグリグリ・・・・」と、痛いけどよう利く。
少しずつ話しかけてくれるが分かる時もあるが、分からん時の方が多い。
「こんな時に中国語勉強せな」と思うが、なかなかヒアリングがついていかん。
腰も足もきちんと揉みほぐしてもらって1時間が終わった。
「90分でも120分でもできますよ」と言うが、もう十分だ。
終わって、100元渡した。
誰か判定する人がいるようだ。「触っただけで分かるんか?」と感心した。
偽札も結構あると聞くが、見えない人の方がしっかり見えているのかも知れない。

さて、酔いがまだ残っているうちに気持ちよく寝よう。

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ありがとうございました。