前回は朝飯を食いにわざわざ外に出て、ラーメン食って大正解だった。
これに味をしめて別のモンを食いに行こう。
いままでうろうろとほっつき歩いているうちに目の端に、「豆花・・・」というのが
残っていた。豆花というのは日本のおぼろ豆腐のようなもので、にがりをいれて
ふわっと固まった状態の豆腐をしゃもじですくって食べるやつだ。
四川省SLの旅の時に石渓の駅で食べておいしかったのを思い出した。
「こういうものはおいしいに違いない」、行ってみよう。
美術院とホテルの周りの地図もすこしだが分かって来た。ホテルをでてすぐに左に
まわれば南山道に出なくても裏道があるのだ。
つまり四角形の底辺をいけばいいことになる。わずかではあるが、3辺を通るより
早いのは明らかだ。1人でなっとくしても誰もほめてくれないがじきに河坊街に着いた。
目指す豆腐屋は道の向こう側だ。信号の所まで戻るのは面倒だからそのまま強引に渡る。
店内はすでに満員状態だ。
一番奥で豆腐を買うのだがもう既にな4人ほど並んでいる。
その列の右側に幅の狭いバーカウンターみたいなのがあって1人座って食べていた。
左側には4人掛けのテーブルが3つで、当然相席だが、かなり埋まっている。
順番を待っているが、中国の人は豆腐一つ食うにも、タレは辛いのがいいか、甘いのが
いいかあれはどうだ、これはこうだと10種類程も選択肢がある。ついでに豆乳を飲もうと
すると、これまた甘いの辛いの、どっちでもないの、大きいのちいさいのといろいろある。
それを店員とわーわー言いながら決めるから音もうるさいし、時間もかかるが、それはそれで
何となく元気をもらったような気にもなる。
但し、食べ始めたら、あまりべちゃべちゃお喋りをして時間をかけたりしないで、チャッチャと
食べて出て行く。朝の始まり、皆さん仕事が待っているのだろう。
順番を待つ間に店員の上に掲示してあるメニューを見て決めておく。
豆花は麻辣醤(痺れ辛いタレ)で食べよう。
大きな鍋からしゃもじで豆腐をすくって、器に入れ、タレをかけてくれる。
豆乳は甘くも辛くもないやつでサイズは小だ。
こういう店では菜包が欠かせない。野菜餡の饅頭だ。
ふかふかして高菜の野菜餡がおいしい。皮も味がいいのだ。
それに油条(揚げパン)も食べたいなあ。
結局こんな感じだ。朝飯にはちょうどいいくらいだろう。
待ち時間が多いのでその間に食べ終わる人がいて、席も空いてきた。
相席は1人だけだと嵌りにくい様子だったのでカウンターにへばりついて食べる。
豆腐はシンプルでおいしい。ふわり、つるんと喉に入って行く。辛いタレも抜群だ。
豆乳は平凡。日本ほどの濃さも癖も無い。だから飲みやすとも言える。
朝からこういうものをファーストフード風に食べる習慣って日本にもあったらいいなと
思う。実に体に優しいではないか。
この店、翌日は友人も誘ってまた来てしまった。
「良い店見つけた!」
こんなの。
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ありがとうございました。