杭州雑感ー07、蘭州ラーメンで朝ごはん

さて、そろそろ、「ホテルの飯ばっかりではおもろない」虫がむずむず騒ぎ始めた。
団体行動やからあまり勝手はできないが朝飯くらいは何か違うもん食べにいこ。
確か、学院から西湖東岸の大通り南山路をを少し北に上って西湖大路の交差点を
渡った東側に蘭州拉麺という看板を見かけた記憶がある。
私の勘によれば、「あれはいける」と思うのだ。
それで今日は朝ごはんをパスして散歩のついでに寄ってみよう。

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店の少し手前がちょっとした広場になっていて、こんな朝早くから麻雀をやっていた。
4人で卓を囲んで、何人かが回りを囲んで見ている。中国に人達は麻雀やトランプが好きで
こんな朝早くにも太極拳をやらない人は麻雀をしている。
良い感じだ。
これを見ながら角を廻り込むと店の入り口だ。

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清真と書いてあるからイスラム料理だろう。豚肉は無いだろうがかまわない。
店内には頭にスカーフを巻いた女性店員が1人と調理場にはいかにもイスラム人という
雰囲気いっぱいの髭をはやした男が1人いる。
客は女性の先客が1名。
「まだ、時間はやいんかなあ?」、客がすくなくてもだらけた感じはなく、清潔な
緊張感がある。
壁に貼られた絵メニューは晩飯メニューのようで、こっちを見ろとメニュー札を出される。
「さて何にしよう」
最初は牛肉拉麺にしようと思った。
が、「牛肉刀削麺があるやん」、これ食べてみよ。

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壁を見ると、アラビア文字が書いてある。
オリエンタルな雰囲気が漂っているではないか。
厨房で男が動き始めた。麺の塊を手にしている。
おもむろに引っ張って、ダンッと敲きつけて、又引っ張る。
1本が、2本に、2本が4本に・・・・????
「えっ、刀削麺頼んだはずやけど」、みるみるうちに細くてしなやかな麺の束ができあがっていく。
見てるだけで結構おもしろい。
「しかしどないなってんや?」
謎が解けた。男が丼に麺を入れてスープを注いでいる頃、厨房のずっと奥が外への出入り口に
なっていて、別の男が入ってきてその麺を持って行ったのだ。
そっちの方角はさっきの麻雀をしていた方角だ。
「出前の注文やったんやな」、きっとあそこで食べるんやでと納得がいった。
次は私の麺だ。

こんどはフランスパンくらいの麺の塊を出して、包丁でシュッシュと削り始めた。
削られた麺はシュパッと飛んで大鍋のぐらぐら煮えたぎったお湯の中に入っていく。
「これが刀削麺やんか」
満足、満足。

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ニュルッとしながらも腰があって食感がいい。
スープもあっさり目でしかも良い味だ。
牛肉はご愛敬程度だがまあそれで十分だ。当然辛いペーストをたっぷり入れて食べるのだ。

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朝の食事としてはなかなかいい。元気に頑張れそうだ。
帰りにちょっと見てみたら、やっぱり麻雀見ながら男の人が麺を食っていた。

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