しまなみ海道・瀬戸内の旅ー13、山の上の鰻屋さん、「うな重一番」

さて、今日のメインはこの鰻屋さんだ。
一旦安原まで帰る。
田圃道をぐるぐる回って、山の上に登って行く。
まだ、登って行く。
道は細い。
田畑の緑が目にしみる。
「すれ違いは無理やなあ」、「来たら他所の庭ですれ違いやらなしゃあない」
というような道を登って曲って、登って曲ってしたら丘の上に、ビニールハウスが
見えた。
「あのハウスで養殖してるらしいで」
「近くの海で稚魚をとって、それをずっと育てているらしい」
「養殖鰻の卸がメインらしいけど、昼間だけちょっと食べさせているらしいんや」
なんだか秘密の妖しい食いもの屋に行くようでどきどきする。
という幻のような鰻屋さんに到着した。

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中に入ると、テーブルが3つ、パイプ椅子が2、4、6。
並べ替えたら、4、4、4となる。12人だけ入れるということなのだ。
美人のお嬢さんが注文を聞いてくれて、調理場では、やさしいおじさんが鰻を
焼いている。おくさんがそれを手伝っている。
もちろん注文を聞いてから焼くのだ。
メニューは2種類だけ、うな重 1500円、うな丼 850円。
御持ち帰りもあるようだ。
もちろんうな重を注文。
肝はとなりにおいて、鰻は蒸さずに焼きだけだ。こういうのがいいのだ。
ここでは串に刺さずに焼いている。
「サービスですけど、どうぞ」と肝をだしてくれた。

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おいしい。期待が高まる。
その間も予約の電話が入っている。
鰻が来た。

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香ばしい。おいしい。自分で養殖しているということで、少し小振りのように
思える。
それで、ふっくら感はやや少ないが、充分おいしい味だ。
それにこの店の妖しさがよけい味わいを膨らませる。
やっぱりこの店訪問をメインにしておいてよかった。
「おいしかった、又来ます」と言ってしまったが、そう頻繁には来れない。
しかし、確実に又来たい店ではある。

店名 「うな重一番」
ジャンル 鰻
住所 呉市安浦町内平96
電話 0823-84-5254
営業時間 11:00-15:00
定休日 水曜日
メニュー 日本語(壁メニュー)
言語 日本語

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ありがとうございました。