時々京都遊、瓜生山へ

さて、折角京都に水墨画の勉強に行っているからには、機会があればどっかに行って見ようと
画策している。
今回思いついたのは瓜生山だ。
瓜生山には江戸時代に白幽子という仙人が住んでいたのだそうだ。
600年行きたと言う説もあるそうだ。その真偽はともかく、かの白隠和尚が修行をしすぎて
体を壊した時に、この白幽子を訪ね内観法をさずけられて窮地を脱したと言う話がある。
しかもその地には尊敬する富岡鉄斎が顕彰碑を建てたのだというのだ。
これは是非いかなくてはならない。
地図をみると街中からちょっと入ったくらいのところだ。
20分くらいで行けそうに書いてある。
「ほんまにそんな近場に仙人がおったんかいな」と疑いつつも電車に乗った。
バスの方が近いかもわからないが、地の利が全くわからない。違うとこでおりたら
にっちもさっちもいかなくなりそうだ。
京阪の出町柳から、叡電に乗り換える。
「叡電とは懐かしい」、はるか大昔、学生時代に友達がこの沿線に下宿していて、遊びに
行ったことがある。それ以来だ。

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平日の昼間だというのに結構客が多い。
学生もいれば普通の人も沢山のっている。
それでわずか2駅目、茶山という駅だ。
期待していたが、案内地図や看板などは全くない。雨も降って来た。
「土砂降りになったらどうしよう」、ちょっと心細い。
大まかな地図は持って来た。駅から東側の山の中にあるはずだ。
山と言えばあっちだろう。

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大体の方向に向かう。
地図の中にあった京都造形芸術大学というのが見えて来た。ということは方角は大体あっている。
しかし登山口がわからない。
まあともかく山に向かって歩こう。
「おっ、おいしそうな食堂があるやん。覚えといて又来よう」

登山口がわからないまま、勘で道を決めて曲がりながらとにかく山に接近していく。
日本バプテスト病院と言うのが現れた。
大きい病院で車がどんどん入ってくる。それで交通整理をしていたガードマンに道を聞いた。
大きな塀にそった駐車場の奥をゆびさしている。
「えらいとこやなあ」、その向こうは山の中だ。

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暫く行くと、「京都トレイルなんちゃら・・・」という立て札があって、
瓜生山、とか比叡山とかいう表示が書いてある。
「ここや」、やっと登山口を見つけたのだ。

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でも、白幽子の寓居跡に行く道の登山口かどうかはわからない。
とにかく行ってみよう。
で、もうすでに20分は大幅に過ぎている。
やっぱりそんなに甘いもんやなかったね。
雨も降って来たががんばろう。---->続きは明日。

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ありがとうございました。