メコン河に向かって出発だ。
さあ、バスがやってきた。大きなバスだ。もう既に人が乗っている。
いろんなところで申し込んだ人達の混載なのだろう。日本語ツアーに人も一緒だ。
どんどん人が乗ってきて、結局大きなバスが満員になってしまった。
ガイドがマイクを持って、英語で説明を始めた。
「英語ツアーで本当に大丈夫かな?」ってちょっと不安ではあったが、
まあ、全然わからないというほどでもない。なんとかなりそうだ。
しかし、同じバスに乗っているのに日本語の説明は全くない。
「やっぱり適当やなあ」
バスは、地図でいくとほぼ南西の方角に向かっていると思う。
ミトーというメコンデルタの入り口(出口?)の町に行くのだ。
多分昨晩通ったあたりもこのへんだったのじゃないかと思う。景色が似ている。
段々郊外に向かって走って行くが、バイクの数はあまり減ったように見えない。
どこに行ってもバイクがいる。
そして、街角には例の低いプラスチック椅子に座った人がたむろしている。
メコンデルタというだけあって、メコン河の支流が沢山あるのか、走っていると
川を目にする事が多い。
しばらく走ると、大分郊外にでていて、さすがにバイクも少し減ってきた。
道は埃っぽくなってきている。道路は舗装されているが、周辺は土なのだ。
しかし、それでも露店がでている。
ホーチミンの名物の一つはフランスパンだ。
フォーと一緒にフランスパンがでるのだ。街角でも良く売っている。
こんな埃っぽい道路脇にもフランスパンを売る女の人がいた。
さすがにビニールをかけているが、むき出しの籠もある。
更に田舎に入る。
水田が瑞々しい。日本で冬だけど、ここは常夏やからなあ。いつでも米ができる?
途中給油。ガソリンスタンドはどこも同じだ。値段はどうだろう?
ドンを1000で割って、5倍すると大体の円になる。
税の分だけ日本より安いかも。
2時間くらいでミトーに到着した。