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北京、天津他

北京の春ー14.平谷桃花園で果てしない桃林を見た

さて、車は平谷区へ向かう。 地図で見ると、北京の東、80kmくらいのところだと思える。 一旦北に行って空港の側を通ってから左に曲がると真っ直ぐのはずだ。殆ど高速で行けるので 1時間半くらいで着くだろう。 空港の側とは思っていたが殆ど空港の中を通り抜けて行く感じだ。 今日は風が強い。 空港に近付くと例の柳絮を飛ばす楊樹の林が見えて来た。楊樹の枝が真横になるほど風に靡いて いる。柳絮がびゅんびゅん飛ん […]

北京の春ー13.「狗不理包子店」で朝昼兼用食から始まる

昨夜ちょっと飲み過ぎた。朝から体が重い。飲み過ぎなくても重いけど、頭も重いから 全身重いのだ。 今日の予定は、2組に別れて行動だ。早朝出発組は万里の長城を見に行くのだ。 私は、別の友人を待って、平谷区というところにある壮大な桃花園を見に行く。昨年行けなかった ので、今年は是非行ってみたいのだ。 それでも朝飯は一緒に食おうと約束していた。しかし、 「ごめん、食欲ないわ。先行っといて」 ということで、 […]

北京の春ー12.「香満楼」で極上の北京ダックを食べる

なんだかんだで、北京の市内へ戻った。もう結構ええ時間だ。 「長い一日もやっと終わった」と言いたいところだが、まだ晩飯を食うというしごとが 残ってる。 と言っても今回はどこへ行くか考えなくていいのだ。 老師の北京の友人が、ご馳走してくれるのだそうだ。 そうなると、「B級の小汚たなげな店がええ」とかいう贅沢は言ってられないのだ。 向こうにも、「おもてなし」というメンツがあるのだ。 迎えの車が来て、渋滞 […]

北京の春ー11.いきなり潭柘寺へ行くぞと言われて

結構疲れた。後はもう寝て帰るだけだ。 みんなグーグーだ。ふと眼が覚めると、もう大分走っている。永定河の本流あたりまで 帰ってきたのだろう。少し大きな町を通過中だ。 「もうじきやなあ」と思っていたら、道路標識を眺めていた老師が突然叫んだ。 「『潭柘寺』があるぞ! 折角やから寄っていこう」 それで運転手とわいわいと交渉を始めた。 「あと20kmくらい走ったら行けるそうやから、行く事にしたで」 「北京に […]

北京の春ー10.川底下村探訪、向かいの丘から川底下村を眺めてスケッチする

この村を降り切ると道路を挟んで、向かい側も山の斜面が降りてきている。 その斜面が丘のようになっていて、向かい側の川底下村が一望できるようなのだ。 今度は家がないので一気に登る。 登りつくと老師が待っていた。 「なかなかええ景色やろ」 「ここでちょっとスケッチしょうか」 確かに、ここからどーんと村中が見渡せて気持ちがいい。     けど、両手一杯広げてもあまりそうな景色をどうやってスケッチしよう。 […]