キース・ジャレット、「ケルンコンサート」

昔、三重県の合歓の郷で「オールナイトジャズフェスティバル」 が開催されていたのは何時の頃だったんだろう。 (今でもやってる?) 時々行って、野外で夜を徹して行われるジャムセッション を堪能したものだ。 ある日の事、深夜まで延々と続くすばらしい演奏で緊張した後、 夜明け前、うとうとぼんやりしている頃、朝靄の中で、 日野皓正がソロでトランペットを吹いていたのが、 あまりにも幻想的で忘れられない思い出に […]

上海雨の路上にて

上海から帰る日だ。朝飯を食おうといつものワンタン屋に行こうとしていた。 雨が降っている。 ホテルからでてすぐに、「すみません」と日本語で話しかけてきた男がいる。 日本に行った事があると言う。青森の「ねぶた祭り」に行っていたのだという。 元々絵描きなのでねぶたの絵を画くのに参加してきたという。 写真も見せてくれた。ねぶたの絵を画くのにどういう資格がいるのかはしらないが 頑張っているのだろう。「それは […]

最近夢中で読んだ本、ロバート・M・パーシング

ロバート・M・パーシグ、「禅とオートバイ修理技術」上、下 昔は車を運転するのが好きだった。特に人の殆ど来ない山の中の 曲がりくねった道を限界に近いスピードで走るのは実に爽快だった。 自然の中を縦横に駆け抜けるという感覚と、人と機械がぴったりと 調和して一体になって動いていると実感できる感覚が楽しかったのだ。 確かにオートバイが運転できたら、体を外に曝す部分がもっと大きくなり 人と機械の人の部分をも […]

風呂敷を持って歩こう

「風呂敷ありますか?」、 「はいございます」、「ご贈答ですか」 「いえ、自分で使うんです」 「そうですか」、「最近そういう男性の方が多いんですよ」 「買われてすぐその場で書類をつつんで持って行かれる方もいましたよ」 「ほう、そういう時代なんだ」 殆どの場合、本を買うときは包装なしで、そのまま鞄に入れている。 鞄の中には紙袋も入れてあって、本以外の買い物で鞄に入らない時は できるだけ紙袋に入れるよう […]

三度目の西湖

紹興の蘭亭を訪れた後は、魯迅ゆかりの咸亭で遅い昼飯を食べた。 この後は杭州に帰るだけだ。いろいろ迷っていた運転手も帰りは元気なものだ。 中国のタクシーの運転手にしては「慎重すぎるんちゃう?」と言って しまうほどゆっくり運転していたのが、かなりスピードもアップしたほどだ。 それにご飯を食べて酒を飲んだから眠い。 うとうととしているうちに杭州についた。 「そろそろ着きますが、どこへ行きます?」 あわて […]