最近夢中で読んだ本、金子光晴、樋口一葉

金子光晴、「世界見世物づくし」 得意の上海、南京からジャワやパリをめぐる見世物ばなし。 それだけではなくて、やはり根底は旅の心を語る本だ。 独特の語り口で私の好きな街々を語ってくれるのが嬉しい。 時には、違和感のある話も、既に他で読んだ話もないではないが、新たに寄せ集めて 編んだ一冊なのかもしれない。 樋口一葉、「大つごもり・十三夜他」 先月は仲秋節があった。所謂「十五夜のお月見」だ。それで、ウェ […]

画を描く筆の話

「弘法筆を選ばず」という言葉があるが、画の老師は将にその通りだ。 さして高級とは思えない筆を手に持って、太い線でも細い線でも、松の葉でも、滝の糸でも 大木の幹でも笹の枝でも、豪快な岩山でも、繊細な遠山のシルエットでもなんでも かんでも一本の筆で描いてしまう。それもごく自然に描き分けている。 実に凄い。 私はこんな真似はできないから、筆を選ぶことになるが、こんな風に多用途に使い分けられて、 使い心地 […]

長江を渡る

金山寺を見た後は、楊州に渡るという事で、車の運転手とも話をつけてある。 それで、てっきり橋を渡って高速道路で行くと思っていたのだが、どうも着いたのは フェリー乗り場だ。聞くと、この方が近いからフェリーで行くと行くことだ。 ラッキーな話だ。早速、車から降りて、フェリーの上部甲板まで登って、長江を眺めた。 かれこれ、もう10年近く前になるが、友人と三峡まで行って長江を上り下りした事がある。 その時に悠 […]

鎮江、金山寺

鎮江の金山寺は今回の旅行の大きな目的地であった。 この夏に、東京国立博物館で雪舟の「金山寺」を見た時、なぜか、「ここに行こう」 と思ったのだ。そのとき漠然と、鎮江や楊州方面に行こうという話があったから なのだが、なぜか、あの塔を見てみたいと思ったのだ。 来て見ると、確かにあの塔がある。 あの画の視点は地上にあるのか空中にあるのか、あの画の通りに見えるわけでは ないが、雰囲気はその通りだ。 楼閣を連 […]

金山寺の葛湯とバドワイザー

金山寺に登った。その話は明日するつもりだが、金山寺は、伽藍を上に上に と連ねて、最後に塔がある。その塔まで、一気に登った。 暑い日だったので、疲れたし、喉も渇いた。 下まで降りてくると、丁度好いところに茶店がある。 それで、まずビールでも飲んで休憩しようと思ったが、 鎮江名物の「○△×▲」があると言う。何かよくわからないが、甘くておいしいと言う。 じゃあ、それを飲んでみようという事にした。 どうや […]