スティーヴン・ミルハウザー、「ナイフ投げ師」
これは又、シュールな本だ。
ミルハウザーを好きになる事は吸血鬼に噛まれたようなものだ。一旦噛まれたらもう逃げられない。
といったような言葉がどっかに書いてあったが、そこまではいかなくてもかなりやられてしまう。
「ナイフ投げ師」、失敗?、わざと?、舞台の標的の顔に一筋の血が!
師に印をつけてもらいたい人は?
えっ!最後はそこまでやるの?
「夜の姉妹団」深夜、 少女たちが密かに集まっている。
悪魔の儀式か?よからぬ事か?
誰にもわからない。そして後をつけたら・・・
「新自動人形劇場」人も恋に落ちる自動人形とは?
究極とは何だ?
自動人形の魔力に取り憑かれた男の物語。
「協会の夢」、「パラダイス・パーク」
たしかに悪魔的に面白い。
原遥平、「早わかり三国志」
DVDで「レッドクリフ(赤壁)その1」を見たが、中国語なので良く分からない。
まあ、筋書きは大体知っているからいいやと思っていたが、実はかなり忘れている。
それで復習の為にこの本を買った。
三国志の背景が絵や図式で説明されているので解り易い。
劉備の周囲は良く知っていたが、曹操や孫権の周囲は実はおぼろげだった。
それを知らないと映画も良くわからないので、この本は役に立った。
「赤壁」の後編が楽しみだ。
映画自体はそんなにすばらしいわけではないけどね。
毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。